◆『ホワイトカオス』リプレイ 〜太平洋の女王〜 その1

GM・文:安藤 昌季


■はじめに

 以下は『ホワイトカオス』を、会話型RPGとして遊んだ様子を文章にした“リプレイ”です。
 会話型RPGについての詳しい解説は、以下の記事をご参照ください。
 『ホワイトカオス・ブックアドベンチャー』を会話型ロールプレイングゲームとして遊ぼう!

■プレイヤーキャラクター紹介


イラスト:ちゃ

●那須 恭一(なす・きょういち)/29歳、男性

【強度〜Strength】
【制御〜Balance】
【反応〜Initiative】
[初期アンカー]10
[暴走抑制点]
[保有アクセス]《パペットマスター》[召喚系]/《シューティングスター》[投射系]/《ブルーウォーター》[感覚系]
盟友・「凄王」保有《アクセス》《シャープエッジ》[白兵系]/《ジャンピングジャック》[行動系] ※ 九曜 剣付きの《要》(かなめ=要人の警護職)。影浦家の補佐をする家柄・那須家の六男でもある。剣の渡米に同行し、彼に悪い遊びを教えた張本人。《アクセス》による符術を用い、式神を操る陰陽師で、現代の安倍晴明を自任している。趣味は部下の篠原 真桜をからかうことだが、悪意ある人物ではなく、珠子、剣への忠誠は揺るぎない。
イラスト:七荻東

●篠原 真桜(しのはら・まお)/23歳、女性

【強度〜Strength】
【制御〜Balance】
【反応〜Initiative】
[初期アンカー]10
[暴走抑制点]
[保有アクセス]《ハンター》[投射系]/《ドッペルゲンガー》[感覚系]/《シリーウォーク》[行動系]
※九曜 剣に仕える《備》(そなえ=実働部隊)。《備》でも珍しい女性である。制度上は那須 恭一直属の部下に当たるが、米国に同行しなかったため、彼が帰国するまでは面識がなかった。生真面目で照れ屋な性格で、那須や剣によくからかわれている。《ホワイトカオス》から多数取り出せる小型の投げ苦無を武器とする「現代のくノ一」。
イラスト:板川な奴

●ルーディ・トミノ/29歳、男性

【強度〜Strength】
【制御〜Balance】
【反応〜Initiative】
[初期アンカー]10
[暴走抑制点]
[保有アクセス]《メメント・モリ》[白兵系]/《ウィスパリングパスト》[感覚系]/《ニューロマンサー》[感覚系]
※ 人気TV番組「招運!とんでも鑑定団」の準レギュラー鑑定家。米国籍の日系2世で、祖母と父が日本人。白い三つ揃いをキッチリと着こなし、多国語を使いこなすダンディ。軍役経験があり、米海軍3等兵曹だった。《イモータル》能力に目覚め、祖父の趣味から美術品鑑定家に。真の仕事は《ホワイトカオス》由来品の鑑定。

■1.ゲーム開始前/基礎的な舞台設定の説明

 『ホワイトカオス』のゲームセッションは、ゲームの主人公となるプレイヤーキャラクター(以下PC)の作成から始まります。まずはゲームの司会・進行役であるゲームマスター(以下GM)が、各キャラクターを担当するプレイヤー3人に説明します。

GM:というわけで、今日は『ホワイトカオス』をTRPGとして遊んでみましょう。

プレイヤーA(男性):とりあえずPCを作成するんだったな。

GM:今回のシナリオは、『ホワイトカオス』の連載に登場した超能力者組織・《Anchors & Ships》と《九曜家》から、配役を選ぶことができます。主なシナリオの舞台は太平洋上の豪華客船。そこで起こる幽霊船騒ぎを解決する、というような物語となります。
 GM側の想定としては、《Anchors & Ships》側のPCは1人、《九曜家》は2人を考えています。

プレイヤーB(男性):とりあえず二つの組織という立ち位置が必要なシナリオなのですね。

プレイヤーC(女性):豪華客船! いいですね〜。

GM:そうです。そのほうが、物語の視点が偏らないという観点からそうしています。《Anchors & Ships》のPC2人、でもいいのですが、それは、PCの初期立ち位置の説明をしてからどうするか考えましょう(注1)。

注1:『ホワイトカオス』では、作成したPCとGMが用意したシナリオとの相性をよくするために、配役の指定を推奨する。

一同:わかりました。

GM:PC1は《Anchors & Ships》の構成員、もしくは協力者である《イモータル》ですね。表の顔は、人気テレビ番組「招運! とんでも鑑定団」の準レギュラーでもある、著名鑑定家です。本来の姿は《ホワイトカオス》から拾い上げられた、危険な美術品の鑑定家なのですが。 ちなみにシナリオの都合上、米国在住で、米国人の血を引いているという設定です。ハーフでもクォーターでも構わないのですが、日本と米国の双方からの視点を持っていてほしい、という意味でそうしています。

プレイヤーC:わかりました。『うーん、いい仕事してますね〜』とか言えるわけですね(笑)

GM:場合によっては(笑) PC2・3は《九曜家》に仕える人物です。《九曜家》というのは、この日本を歴史の影から霊的に守護してきた勢力の頭領格の家柄ですね。この家は、“三種の神器”をはじめとする神宝を管理し、表の政府では対処できない呪術的な事件に対処する使命を持っています。そうしたこともあり、主な構成員は超能力者《イモータル》です。

プレイヤーA:呪術的な事件というと?

GM:《能力者》が起こす事件や、これと同じ力を持つ《異界》の生物(注2)は、時間を止める力《ホワイトアウト》――《九曜家》では《時渡り》と呼びますが――を持っています。ですから、警察や自衛隊では対処できないのです。

注2:《九曜家》では《異界》の生物を妖物と呼ぶ。

プレイヤーB:つまり、現代のサムライとか陰陽師になって、妖怪と戦う、と。

GM:そんな感じ(笑) で、PC2、3は《九曜家》内「左局」と呼ばれる武力組織の長である九曜 剣に仕えています。PC2が剣さまを警護する親衛隊長役である役職・《要》です。PC3が「左局」の戦闘指揮官役である《備》。《要》《備》の細かい説明は省きますが、今回のシナリオでは、《備》は《要》の部下となります。
 またPC2は九曜 剣が米国に外遊したさい、お目付役として同行しています。剣は2006年現在で25歳と若く、また堅苦しい人物ではありませんので、上下はあるけど、歳が近い友人関係、みたいな捉え方でも構いません。

プレイヤーA:各PC間の人間関係は?

GM:PC1の鑑定家とPC2の《要》は、米国時代に知り合った悪友です(笑) この遊びには剣さまも巻き込んでいます。ですから、PC1はある程度《九曜家》に人脈があるわけです。通常、封建的な《九曜家》は日本国外のことには関知しませんが、この場合は例外です。ある程度、一般人に近い感覚で遊んでください。

プレイヤーB:何か事情があったのですか?

GM:1999年に起こった《大戦》時に《Anchors & Ships》と《九曜家》が同盟を結んで、異世界の脅威に対処したのですが、その下準備として剣さまが、外来組織である《Anchors & Ships》関係者などと接触したわけです。

プレイヤーA:了解です。

GM:PC3《九曜家・備》は他のPCとは接点がありません。名目上はPC2《九曜家・要》の部下なのですが、剣さまがPC2と外遊と称して出かけられ、ちっとも戻ってこないため、面識がほとんどないのです。

プレイヤーB:PC3をコテコテな《九曜家》の人として、でPC2とのギャップを出す演出意図ですね。

GM:その通りです。ゲーム中に他のPCとの出会い場面は作りますので、その点はご心配なく。接点がなくて関われない、というような配役にはしませんので(注3)。

注3:TRPGにおいて「PCの接点がない立ち位置」という初期配役はなるべく避けたほうがいい。PCは主役級人物なので、その間での会話に接点がなければ、物語は盛り上がりにくくなるからだ。

プレイヤーA:では、僕が鑑定家をやりましょう。他にやりたい人、いないですか?(注4)

注4:「他人が楽しく遊べるよう、配慮する姿勢」はゲームを楽しむ上でとても重要なことだ。

プレイヤーB:了解。では《要》を担当しようか。

プレイヤーC:ということはわたしは部下の《備》ですね。お手柔らかにお願いしますね〜。

■2.キャラクター作成/【能力値】についての説明例

GM:キャラクター作成だけど、読者の方はここからキャラクターシートを手元に置き、見ながら読むと解りやすいと思います。手順ですが、まずは10点を【能力値】に割り振ります。キャラクターシートに【強度】【制御】【反応】って○枠があるでしょ? その小さい○欄に割り振った点数を書いていくわけ(注5)。大きい○欄は、ゲーム中に【能力値】が成長したさいに使用するわけです。

注5:設定上は《要》で60〜70点、《備》で40〜50点ぐらいの【能力値】を持つが、今回は初期PCと同じ10点のPCで説明する。

プレイヤーA:で、どうすれば有利なんだ?

GM:いきなりですね(笑) 何とも言えません。【強度】が高ければ[行為判定]の成功度合いを示す[達成値]が高くなります。また、超能力で呼び出す武器の[武器威力]についても上限が高くなります。[武器威力]が高くなれば[範囲攻撃]などで、複数の敵を攻撃することができたりします。

プレイヤーB:なるほど。

GM:とはいえ【制御】も重要です。【制御】は超能力を使った時に、その暴走を抑制する【能力値】です。具体的には【制御】+2点の回数まで、超能力《アクセス》を使用できるわけです。この点数を[暴走抑制点]と呼びます。[暴走抑制点]はゲーム中に[サブGM]をすれば獲得できますが、獲得できなければ、暴走してNPC化する危険があります。

プレイヤーC:NPC化したらどうなるんですか?

GM:PCではないわけですから、どうなるかはGM次第ですね。暴走して叫び出すとか、気絶するとか、あらぬ方向に走り出すとか。とにかくPCではなくなるので、プレイヤーが動かせなくなります。

プレイヤーB:動けなくなるんじゃ困るな。

GM:さらに【制御】は、自分が使役する異世界の存在・《盟友》を召喚するさいに、その存在が持つ【能力値】の上限を決定する働きもあります。

プレイヤーB:《盟友》使いだと特に重要、と。じゃあ【反応】は?

GM:「行動する順番」に影響します。このゲームでは[結界]を展開しないと、敵の攻撃が即座に致命傷となってしまいます。ですから「敵より遅い」ことは、時に致命的となります。

プレイヤーA:奇襲を受けて、即全滅、みたいな?

GM:そうですね。ですから「どの【能力値】も重要」なのです。

プレイヤーA→ルーディ・トミノ:鑑定家できました。【能力値】は【強度】5【制御】2【反応】3です。
《Anchors&Ships》アメリカ支部の《インストラクター》。日系2世の米人で、元海軍三等兵曹。祖母と父が日本人。3/4日本人なので、顔はかなり日本人。
 白い三つ揃いに青いシャツ、赤か黄色のネクタイが基本装備。世界中あちこち廻ったので、語学堪能らしい。美術商として、表向き生活している、みたいな感じで。

プレイヤーB→那須 恭一:じゃあ【強度】3【制御】6【反応】1にしよう。基本は《盟友》使いで、自分でも攻撃とかしたいので、【強度】もそこそこ高くしてみた。名前は那須 恭一(なす・きょういち)。29歳、男性です。イメージは現代の安倍晴明。式神と称して《盟友》を使うキャラクターです。

プレイヤーC→篠原 真桜:わたしは【強度】2【制御】4【反応】4にしますね。那須さんが遅いPCなので、わたしは速めで。名前は篠原 真桜(しのはら・まお)。23歳、女性です。そっちが安倍 晴明なら、こちらは真面目一辺倒なくの一(笑)ということで差別化します(注6)。

注6:PCの性格設定が被ると、見せ場も競合するので、このような意識的な差別化は重要である。PC2・3が初期立ち位置で「上司・部下」となっているのも、立ち位置が重ならないようにするためだ。

3.《アクセス》の説明・取得例

GM:では、次は《アクセス》の説明です。全てのPCは初期《アクセス》を保有しています。肉体を強化し、時間が凍結する《ホワイトアウト》現象を知覚できる《フェアリーアイズ》。《ホワイトカオス》から物品やエネルギーを拾い上げる《アポート》・ダメージを防ぐ[結界]を展開する《パッシブウォール》です。この3つの他に、好きな《アクセス》を3種類選べます。

真桜:何を選べばいい、みたいなのはあるんですか?

GM:どのような《アクセス》を選んでもルール的な不利・有利はありませんので、好みのものを選んでください。組み合わせることもできるので、超能力の描写を考えやすいものを選ぶのがよいかと。ちなみに、《アクセス》は[召喚系][投射系][白兵系][感覚系][行動系]の5系統に分類されています。同じ系統の《アクセス》を複数取得すると、《アクセス》を使わない判定である[一般人判定]が有利になります。

ルーディ:人に害を為す美術品に対処するために、すべてを破砕する《メメント・モリ》/[白兵系]、美術品の由来を探るために《ウィスパリングパスト》/[感覚系]と、《ニューロマンサー》/[感覚系]を取りますね。

那須:僕は色々やりたいので、同系統の固め取りはしないでおこう。《シューティングスター》/[投射系]、《ブルーウォーター》/[感覚系]、《パペットマスター》/[召喚系]を取得しよう。《シューティングスター》はダメージを与える式札を飛ばすのに使い、《ブルーウォーター》は思わせぶりな推理風会話とか、そんな感じ。で、《パペットマスター》で“直剣を構えた仁王像”のような《盟友》・凄皇(すさおう)を呼び出す! 凄皇の《アクセス》は《シャープエッジ》《ジャンピングジャック》ね。

GM:《盟友》を使うなら[無害な姿]も設定しておくれ。

那須:じゃあ、[無害な姿]として普段は「名刺ぐらいの式札」として所持していることにしよう。

真桜:わたしは《ハンター》/[投射系]、《シリーウォーク》/[行動系]、《ドッペルゲンガー》/[感覚系]を取ります。苦無(※ 投げナイフ状の手裏剣)を《ハンター》で投げるのですよ。で、くの一なので、行動を隠すために《シリーウォーク》。《ホワイトアウト》しても移動制限がなくなるのは便利そうですし(注7)。

 《ドッペルゲンガー》で見知った人物に変身できるのも役に立ちそうです。

 注7:《ホワイトアウト》すると水面や火焔などが凍り付き、固まるため、通行できない箇所がある。

4.ルーディ・トミノ/ハワイ

イラスト:笹本ユーリ

GM:ではゲームをはじめましょう。ルーディはいま、真珠湾を望む丘にある祖父の家にいます。君の祖父は、必要もないのにたくさん勲章をいつも身につけている退役した海軍大佐です。
 退役後もアロハシャツに海軍帽をかぶり、コーンパイプをくわえています。で、いつも、君に従軍中の手柄話を繰り返し聞かせてくれます。

ルーディ:じゃぁ、きっとおじいさんの小箱をあけて勲章に《ウィスパリングパスト》を使っているだろう。それで、自慢話が本当かどうか調べてます(一同笑)

GM:[アンカー]を2点あげる。

真桜:私も[アンカー]1点!

GM:ゲーム参加者の半数が[アンカー]をあげたので、[経験点]プールも1点増やしてね。

ルーディ:[アンカー]が3点ね。で、みんなの[経験点]プールが1点、と。

一同:はーい。

GM:で、君は《ウィスパリングパスト》を使ったので、おじいさんの自慢話が事実であることがわかりました。

ルーディ:うわぁ(笑)。了解しました。

カーネル大佐(GM):「日本と開戦した日は非番でなぁ。ビール飲んでるときに、基地があっというまに燃えちゃったんだよ。最初はすごく腹も立ったけどね、その時はまだ、キヨコと出会ってなかったし……後になってからいろいろ考えたんだよね」と、何度目になるかわからないお話を聞きます。
 ちなみに、キヨコというのは君のおばあさんだ。

ルーディ:あーやだやだ。戦争は人の心を荒ませるよね。

GM:[アンカー](真桜同意)。[経験点プール]も増やしてね。
 ま、そんなおじいさんなので、君がアメリカ国籍を取得すると決めたときに、「アメリカ国民の責務だ。海はいいぞぉ? 俺は海軍にコネがあるから。ちょっくらいってこい」といわれて。君はいつのまにかアラビア海で空母に乗っていたんですよ。

ルーディ:頭痛いなぁ(笑) ……で、気づくと四年従軍生活、ですか。

カーネル大佐(GM):そう。世界中を旅して、世界中の町で遊んだから、いろんなものは見られたよ。
「と、いうわけでルーディ。海軍はすばらしかっただろう」
 何回目かわからないセリフをいう。

ルーディ:「ええ。そりゃぁもうアメリカ合衆国の名のもとに、世界中を旅行できるなんてすばらしいですよね」

カーネル大佐(GM):「まぁ、大抵はそーいって兵隊集めるンだけどな(笑)」

ルーディ:「そうやっておじいさまも、ヨコスカでおばあさまと出会ったんですよね」

カーネル大佐(GM):「そうそう。当時のキヨコはそりゃあふるいつきたくなるような美人でなぁ……」とまた、何度聞かされたかわからない自慢話が始まりました(笑)

ルーディ:うわぁ(笑) まぁ、いつものことだから、黙って聞いていよう。

カーネル大佐(GM):おじいさんは満足するまで話してから、ふと話を変えて、「そういやお前、今回はいつまでいられるんだね?」
 君は、数日後に日本のテレビ番組「招運! とんでも鑑定団」の撮影で日本へ向かう豪華客船に乗ることになっている。
 なんでも、その船上で美術品のオークションが開かれるので、その取材だそうだ。日本に着いた後は、TV局で「鑑定団」の撮影が入ってるよ。

ルーディ:じゃあ、祖父にそう話します。

カーネル大佐(GM):「船かぁ……船旅はいいもんだなぁ。そういや、気になる話を聞いたんだが……」

ルーディ:「どうかしましたか?」

カーネル大佐(GM):「船乗りは迷信深いとはいうが……。実際に出るんだよ、太平洋には」

ルーディ:「大西洋ではないのですか? “ばみゅーだとらいあんぐる”とか」

カーネル大佐(GM):「あー。あれはアレで出るんだとは思うんだが、出たんだよ。ハワイ沖で白く輝く旧式の軍艦を見たとか、そういう話を知り合いから聞いてな」

ルーディ:両手を前にたらして「まさか、おじいさまも、“ユーレイ”とか、見たりしたんですか」

カーネル大佐(GM):それには笑って答えるよ。「“ユーレイ”? ははは。この科学の時代にゴーストなんて出るワケないじゃないか」

ルーディ:「いや、その……」苦笑するしかないね。幽霊はいなくて、幽霊船はアリなのか……? と。

真桜:この二人のアホなやりとりに[アンカー](笑)

カーネル大佐(GM):「まあ、だからといってどう気を付けろってこともないんだけどな」

ルーディ:……っておい。まぁ、なんか伏線っぽいので覚えておこう(笑)

カーネル大佐(GM):さて、ルーディ。午後は空いているのか? これからアリゾナ記念館に行くから、つきあえ」とか、話をしていると、ルーディの携帯(海外通話可能)に電話がかかってくる。

5.ルーディ・トミノ/小津 香澄からの電話

ルーディ:「ハイ! もしもしー」

小津 香澄(GM):英語で「元気にしていた? ルーディ・トミノ」
 《Anchors&Ships》日本支部の支部長、小津 香澄さんから電話です。香澄も1/4英国人の血が流れているせいか、ルーディとは共感できる部分があります。
 支部が違うけれど、ちょくちょく連絡がきて、相談事や頼みを持ちかけられます。

ルーディ:「あー、香澄? 久しぶりだねぇ。元気にしてた?」

那須:『長々しい昔話から開放してくれるなら大歓迎さ!』って喜んだ?(笑)

ルーディ:そんなことないよ。まぁ「昔のことよりも現代のコトに目を向けましょうよ」ってなコト言いそうなトコだったけど。

那須:なんだかんだいってつきあってあげてるあたり、えらいよね。[アンカー]あげる。

真桜:あー、イイヒトだぁ。[アンカー]あげる(GM同意。[経験点]+1)。

ルーディ:「で、どうしたんだい香澄? 久しぶりにこっちに遊びにくるのかい?」

香澄(GM):「忙しくて忙しくて、ね? 旅行にも出られないのよ」

ルーディ:「そうなのか。ニホンジンの八割は旅行でハワイに行く、って聞くけどなぁ」

香澄(GM):ちょっと呆れながら返答する。「……それは、一昔前のクイズ番組のイメージなんじゃないかしら」

ルーディ:あくまで能天気に「そーかー。太平洋横断するのにも、電波は時間がかかるからねぇ」

香澄(GM):「相変わらず冗談がうまいのね」

ルーディ:「で、なにか相談事かい?」

香澄(GM):「ええ。『これ』は、“あなた”じゃないとわからないかな? と思って電話したのよ」

ルーディ:「それは光栄だねぇ。で、どういうことだい?」

香澄(GM):「もしよかったら、経費はこっち(《Anchors&Ships》日本支部)が持つから、日本に来て欲しいのよ。ちょっと、あなたに目利きをしていただけないかと思うの」ちょうどルーディは、日米共同開発の豪華客船『エンデュミオン号』の、日本行きの便に招待されている。川崎港に到着するね。

ルーディ:「そうか。わかった。ちょうど、5日後に日本へ行く用事があるんだけど、そのときにお伺いさせてもらう、ってことでもいいかい?」

香澄(GM):「ええ、かまわないわ。……ねぇルーディ。『《九曜家》』って知ってる?」

ルーディ:「ああ、日本に古くからある、《イモータル》の“組織”だろ? 何度か日本にも行ってるから、顔見知りくらいはいるけど……それが?」

香澄(GM):その言葉には絶句するぞ。「『何度か日本に行ってるから』って顔見知りが作れるような組織じゃないんだけど……」

ルーディ:「へぇ〜。そうなんだぁ。じゃぁ、僕はずいぶんとラッキーな男なんだねぇ」

香澄(GM):日本語で、呆然としながらこう、つぶやいてる。「……《九曜家》に知り合い、いるんだぁ」

那須:なんかステキな会話が繰り広げられているなぁ(笑)

真桜:[アンカー]あげる〜(那須、GM同意。[経験点]+1)。

那須:あと、GMに[ベクトルカード]。

GM:じゃあ、[暴走抑制点]を1点増やしておいて。

ルーディ:「ん〜、あちら(《九曜家》)に知り合いがいるとマズい仕事かい?」

香澄(GM):「そういうわけじゃ、ないんだけどね。さっきも言ったのだけど、普通、知り合いとかがいる組織じゃないのよ。えーと……ルーディ、『忍者』って言葉知ってる?」

ルーディ:「あぁ、『ハットリ君』とか『赤影』だろ? 再放送でみたよ」

GM:ルーディは、歴史的な『忍者』の知識も持っていていいよ。

ルーディ:「あれだろ? 巨大ガマガエルの上に乗って火ィ吹いたり、鉄柱の上から相手をルチャ・リブレで押しつぶしたりできるんだろ?」

香澄(GM):「たしかに、そんなこともできそうだけど……」(苦笑)

ルーディ:「で、剣持った仁王さまつれた符術使いがどうしたって?」

香澄(GM):そこまで言うなら、トーンが一段低い声で聞くよ。「オトモダチと、どのような会話、しているのかしら、ルーディ?」

那須:日本支部長(香澄)をここまで困惑させた野郎は初めてみたぜ(笑)

ルーディ:「ん〜。まぁ、あのー。お互いに『このエセ英国紳士!』『やーい喪服さらりーまん!』って言い合う程度だよ」あくまで朗らかに答えるね。

香澄(GM):「じゃぁ、“お友達”なのね」

ルーディ:「そうさ。ただ、まだ、夕日の河原で殴り合いをしたことはないけどね」

香澄(GM):「……あなたが、どんな番組を見て日本を勉強したのか、不安になるわ」

ルーディ:「やだなぁ。ウチは、グランマもダディも日本人だよ?」

香澄(GM):とても疲れた声で「……そうだったわね。ともかく、日本の裏に厳然と存在する、強固な《イモータル》組織よ。彼女らの協力がなければ、《大戦》で負けていたのは間違いないわ」

ルーディ:「そうだったね」

香澄(GM):「《九曜家》には、古からの“マジックアイテム”みたいなものがたくさんあるのよ」

ルーディ:「でぃーあんどでぃーみたいだねぇ」

香澄(GM):「で、ね。あの人たち、日本を守る組織でしょう? 基本的に日本国内のことしかわからないのよ。それで、由来不明のものがあるんだけど、彼らだと調べようがなくてね、私たちに話が回ってきたの」

ルーディ:「専門家にでも頼んだらどうだい?」

香澄(GM):「“いわくあり”なものばかりなのよ。《ホワイトアウト》しても色がついているものばかりで。あの人たちが言うには、普通の鑑定士が触ったりしたら、何がおこるかわからない、って言うのよ」

ルーディ:「君のところにも、そっち方面のメンバーがいたろう?」

香澄(GM):「いるわよ。“鑑定”だけに回せる人員がいないだけよ。まったく……」と、香澄は[デザイア]がたまったかのようにイライラし始める。キミのことではなく、何か取り込み中らしい。

ルーディ:「おーけーおーけー。つまらないこと言った。すまん」

香澄(GM):「いえ。あの家には、色々お世話になってるから、断り切れなくて。大変申しわけないんだけど、お願いできないかしら」

ルーディ:「そりゃぁもちろん、ほかならぬ香澄のためだもの。いくらでも協力するさ」

香澄(GM):「ありがとう。じゃぁ、お願いするわね」

ルーディ:「では、日本についたらそちらへ顔だすよ。よろしくね」

■6.篠原 真桜/任務中

GM:では、篠原 真桜さんの場面です。あなたは、名目上、九曜 剣の配下にある《備/そなえ》の位で、《要/かなめ》那須 恭一の部下です。しかし、その両名が海外視察の名目で不在となっております。

真桜:なんてことだ……。

GM:上司としてもう一人、影浦 静という女の人の《要》がいるのですが、彼女は珠子さまのお世話という大切な任務があるので、君に構ってはいられないんだ。

那須:珠子さまのお世話じゃ、魑魅魍魎と戦わなくちゃいけないからねぇ(笑) 君をかまってくれる人が誰もいないよ(笑)

真桜:糸の切れた凧〜〜〜〜。

GM:その哀愁漂う表現に[アンカー](那須同意。[経験点]+1)。

真桜:「きっと、那須さまはやさしくて強くて素晴らしいお方に違いありません!」とか理想の上司を夢見るよ!

GM:[アンカー]あげるよ(笑)(一同同意。[経験点]+1)

那須:あとで思う存分叩き落してあげるから(笑)

GM:あなたとあなたの部下たちは、《九曜家》の実働部隊として、状況に応じて《要/かなめ》の元に編成され、日々任務をこなしています。
 今回も、《要/かなめ》の日色 奏に率いられて、「新たに我々が敵対組織として認識した《Storm Crusade》という組織が《勾玉》を入手しようとしている。妨害し、回収せよ」という命令を受け、出発しました。
 珠子さまの占いで判明した場所へ行って、獣人化したビジュアル系ボンテージな格好をした長髪美形兄ちゃんと激闘を繰り広げ、やっとこさ勾玉を回収して、《九曜家》に帰るところなのです。
 このシーンは、奏の役をルーディのプレイヤーがやっていいよ。

ルーディ:[サブGM]かい?

GM:そう。お願いね。

日色 奏(ルーディ):了解。任務は一通り終わったんだよね? じゃぁ、ぼろぼろになりながら「お疲れさまです。すみませんね、こんな所に引っ張りだしてしまって」と真桜さんに声をかける。

真桜:「お心使い、ありがとうございます」

GM:わびしい感じの二人に[アンカー]。(那須同意。[経験点]+1)
 奏は、九曜 剣と那須 恭一が近々帰ってくることを聞いている。『いいニュース』だと、いえないこともない。

奏(ルーディ):ならば、財布からお金を出して「これで、みんなに飲み物でも買ってきてもらえますか? 私の分は日本茶でお願いします」

真桜:すげぇしょっぱい!(侘しい感じを表しています)

那須:[アンカー]あげるけど、すごいしょっぱいよ(GM、真桜同意。[経験点]+1)。

真桜:「あ、ありがとうございますっ。ではこれで暖かい飲み物を買ってきます!」

GM:ヒトの暖かさが身にしみるね。真桜に[アンカー]あげる。

真桜:「皆のもの! 日色さまより飲み物を頂いたぞ!」

部下たち(GM):「ああ、あったかい。コーヒーあったかいなぁ!」

ルーディ:……君ら現代人かホントにっ(苦笑)

GM:真桜は「ああ、私はなんでこんな不安定な身分なんだろう」とかブルー入るわけだね。

真桜:「(どうせなら日色さまの部下に異動させてもらおうかしら)」なんて思うわけですか(笑)

奏(ルーディ):プルタブを開けながら言うね。
「そう言えば、すでに聞かされているかもしれませんが……近々、那須殿が戻られるようですね」

真桜:それは朗報。くわっ、と目を見開きながら「それは本当ですかっ!? 那須さまがっ!?」

奏(ルーディ):「ええ。剣さまがお戻りになるそうですから」

真桜:ちょっと落ち着いて、考える。「日色さま。つかぬことをお伺いしますが、那須さまは、どのようなお方なのでしょうか?」

奏(ルーディ):「那須殿ですか……ああ、とても腕のいい『式神使い』ですねぇ」

真桜:「あぁ、『とても腕のいい式神使い』……」妄想が暴走してるねぇ。

那須:『さま』付きで呼ばれるのも、いつまでかなぁ(笑)

GM:夢いっぱいな真桜ちゃんに[アンカー]。呼び水のルーディさんにも[アンカー](那須同意。[経験点]+2)。

真桜:「そうですか……。『腕のいい式神使い』なのですね♪」目ぇキラキラしてます。

奏(ルーディ):「しかし、彼がいくら腕がいいとは言っても、手は2本しかありませんから。剣さまがお戻りになれば《備/そなえ》も今以上に忙しくなるでしょうし、今から準備しておいたほうがいいですね」

真桜:「はい。心しておきます!」
 そして部下に振り返って言う。「皆のものっ! 今日は私のおごりだっ! 焼肉でも焼き鳥でも、好きなものを食べるがいいっ! 二次会はカラオケだぁっ!!」

真桜以外の一同:すごいうかれようだ(笑)

GM:その浮かれように[アンカー]あげる(笑)(那須ルーディ同意。[経験点]+1)

奏(ルーディ):じゃぁついでに、「一次会の請求書は私のほうに回しておいてください」って、別れ際にさらっと真桜さんに言うね。

真桜:「いえっ。日色さまにそのような……」

GM:奏に[アンカー]あげる。理想の上司になりつつあるね(笑)

那須:ここで持ち上げるだけ持ち上げて、あとで落とそう(笑)

GM:邪悪すぎるぞ。那須は[デザイア]を増やしてくれ。[経験点]1点減らせや(笑)

奏(ルーディ):「この作戦が終わるまでは、私の部下ですから」

真桜:涙ぐんで、頭をさげよう。「あ……ありがとうございますっ」

奏(ルーディ):不憫だなぁ……

GM:ルーディは、NPCとしておおまかなやり取りを二つこなしたということで、[暴走抑制点]+2していいよ。

奏(ルーディ):了解。

GM:で、真桜は、暖かい思い出を胸に、新しい上司である剣さまと那須を迎えに、成田国際空港に向かうことになった。

真桜:「思えば、これが人生最後の春でした……」っておい!

7.那須恭一/新東京国際空港上空

イラスト:笹本ユーリ

アナウンス(GM):次は那須のシーン。九曜 剣さまと乗った飛行機の中に、アナウンスが流れる。「雪のため、成田国際空港に着陸することができません。当機は中部国際空港に行く先を変更いたします」

那須:シートベルトをはずしながら言うね。「やれやれ、最悪の“門出”だな」

九曜 剣(GM):「そうだね、恭一」

ルーディ:うわ。あんた《九曜家》のヒトになんてクチの利き方だ(笑)

真桜:でも二人の関係がよくわかるね。[アンカー]もってけー(ルーディ同意。[経験点]+1)。

剣(GM):「僕の帰還を、この国は歓迎してくれてないようだよ。見てごらん、こんなに雪が降っているじゃないか」

那須:窓の外を見ながら「たしかに門出としては最悪ですけれども、いままで通ってきた道を考えてみれば、この程度どうってことないじゃないですか。いくらでも追い払えますよ。追い払ってきたでしょう?」

剣(GM):ニヤっと意味ありげに笑う。
 で、那須に[アンカー:2点]。

真桜:私も[アンカー]。([経験点]+1点)

剣(GM):「さて、どうなるかわからないけども……。僕に『部下』なんて扱えるのかねぇ。重鎮たちも無茶なこと言ってくると思うけど」
 そう言って、ノートパソコンを広げると、そこには部下のデータがずらずらと。

真桜:「篠原 真桜」とか名前やデータが書いてあるワケですね。なんかこう……すっごくビシッとした写真付きで(笑)

那須:(笑)「おや? 自分は、剣さまの『部下』のつもりですが? 剣さまは、自分を部下だとはお思いではなかったのですね」

剣(GM):「僕は、君のことを『友達』だと思っていたんだが?(笑) 一緒にいっぱい遊んだじゃないか。そっかー。『部下』だったのかー」

那須:那須としては、『ほっとけない弟』という感情もあったんだろうね。

剣(GM):「きみぃ〜。僕の部下なんだったら、僕のために死ななきゃいけないんだよ?」

那須:「そうですね、剣さまが、そう命じることができるのなら、そうさせていただきますよ?」

剣(GM):「なんだいその意地の悪い言い方は」

那須:「ええ、言えない人ですから(笑)」

剣(GM):「意地でも、『僕のために死んでくれ』とか言ってやるからな(笑)」

那須:「言えない人だってこと知らないと、こんなことは言えませんからねぇ」

剣(GM):呆れたような口調で、「恭一。君は僕のことを『理想の王子さま』かなんかと勘違いしているだろう」

那須:「いえいえ。せいぜい『できの悪い弟』ですよ」

剣(GM):「……言ってくれるなぁ」

那須:「今の内だけですよ。『お屋敷』に戻ったら、こんな軽口も叩けませんからね」

真桜:[アンカー]あげるー(ルーディ同意。[経験点]+1)。

GM:というわけで、飛行機は中部国際空港へ針路を変えるわけです。

8.篠原 真桜/新東京国際空港

GM:一方、新東京国際空港で剣さまと那須 恭一を待つ篠原 真桜さんは「15:25着陸予定のAA7221便は、悪天候のため、針路を中部国際空港に変更いたします。くりかえします……」というアナウンスを耳にする。

真桜:ちょっとまってーーーっ!(悲鳴)

GM:上役の到着に、遅刻したら怒られるだろうねぇ。

真桜:どうしようどうしよう。あー、部下の人に連絡をとります。

GM:いいよ。だれか真桜ちゃんの部下NPCやらない? おおむねやることわかるよね。

長谷川(ルーディ):ええ。では私が、本部詰めの《備》の『長谷川』ってことで。「どうしました? 篠原さま」

真桜:「すまないが、至急、人を中部国際空港へ行くように手配してくれないか」

長谷川(ルーディ):端末を操作中〜「成田国際空港が雪のため閉鎖、中部国際空港へ着陸変更、ですね。手配してみます」

真桜:「たのむ」

長谷川(GM):そして数分。長谷川より電話が入る。「篠原さま。現在中部国際空港へ1時間以内に間に合う者がいません。《時渡り(《九曜家》でのホワイトアウトの呼び方)》ができない者しか残っておりませんもので」

真桜:「……わかった、どうにかして私が行く。ご苦労だった。通常の仕事に戻ってくれ」

長谷川(GM):「お気をつけください」

真桜:そして、《ホワイトアウト》しますっ。

GM:では真桜ちゃん。君は成田国際空港の駐車場から外に出て、世界の見え方を“ずらす”。みるみる世界は色を失い、白と、陰影だけで構成された静かな空間に変わる。雪の一粒一粒が中空に止まり、しかし気温はまったく感じられない風景だ。

剣(GM):「おや? だれか《ホワイトアウト》したような?」

那須:「ああ、誰かが、したみたいですが……。この飛行機の中ではないようだから、気にしてもしょうがないな」

剣(GM):「ま、あと1時間くらいだし、そのあとは名古屋から新幹線かな?」

那須:「そんなところですね」

9.篠原 真桜/東名高速

イラスト:UME

真桜:それで、いままでたまった[経験点]で《スピードマスター》を取りますっ!

那須:それはいい。[アンカー]あげる(GM、ルーディ同意。[経験点]+1)。

GM:では、皆さん、[経験点]プールを3点減らしてください。真桜さんのキャラクターシートの『一時使用経験点』の欄に、3点、と書き込んでください。

真桜:そして、《アポート》で《ホワイトカオス》からバイクを引っ張り出します。

GM:どうぞ。[パワーレベル]をLV1〜MAXの間で選択してください。《アポート》の[達成値]によっては、《スピードマスター》の判定にボーナスがつくかもしれませんので、よく考えてください。

真桜:じゃぁ[パワーレベル:MAX]で。さらに、いま[ベクトルカード]も持っているので[1.クリティカル値を−1]の効果を使います。(コロコロ)2・2・6を置き換えて、5・5・6。16なので、[クリティカル]。振り足しますね。つぎは、[パワーレベル:Lv1]で振ります。(コロコロ)1・5・5で、置き換えて、2・6・6の14。さっきのサイコロと、【制御】を足して、[達成値:34]。どう?

GM:うん。仮面ラ○ダーが乗るような、スゲぇバイクが出てきた。スピードメーター(らしきもの)の表示が4桁まであったりするようなバイクだ。

真桜:それでは! そのバイクに跨って! 《スピードマスター》を[パワーレベル:MAX]で使って! 名古屋へ向かいます!

那須:うわぁ、それはカッコイイ。[アンカー]ものだ(GM・ルーディ同意.[経験点]+1)。

GM:ここで、ここまで力を入れるとは(笑) まだこれからどんどん[デザイア]増えるのになぁ。

ルーディ:[ベクトルカード]もあげる。100パーセントあなたのシーンだね。

真桜:ありがとー。では、この[ベクトルカード]の[1.クリティカル値を−1する]という効果で……あれ? そうか、わかった!

GM:なに?

真桜:このシーンは、私が走りだすところで終わりにして、那須さんたちが登場するシーンに、[ベクトルカード]の効果を使って登場します。

GM:ああ、そうか、わかったわかった(笑) じゃぁそうしよう。

ルーディ:ああ、なるほどね。

GM:では、真桜の操るステキバイクは、時の凍った雪を蹴散らしながら、東名高速をひた走ってゆきます。

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