◆『ホワイトカオス』リプレイ 〜来訪者〜 後編

GM:網代 千枝
文:安藤 昌季
イラスト:くろせ秋

<<中編

■Act.12.「策士」

GM 君たちが《タイラント》に殴りかかろうとすると背後から声がするよ。
「乱暴はおやめなさい」
 振り向くと、二十台後半くらいの、やっぱり学者っぽいような、ただし、とても酷薄な感じのする男が立っている。新城さんは知っているね。《Anchors & Ships》と敵対する秘密結社《Storm Crusade》のエージェントである杜前 聖司(とさき・せいじ)だ。

新城:「《Storm Crusade》ですか……。話の通じない方が、出て来ましたね」

明伽理:お姉ちゃん、第一印象マイナス50点て感じ。

新城:「その印象はきっと正しいです」(笑)

GM:えーとね、神父さん風の格好をしている。十字架はしていないけど。

香炉奈:ほへ?

明伽理:エセ神父?

杜前(GM):実はエセではないよ。「大切な協力者に何をするんですか、君たちは」

明伽理:これは現代語かな?

香炉奈:日本語?

GM:うん、現代日本語で。

香炉奈:「え? え?」

新城:「その声は……」

明伽理:あ、なんか新城さん固まってるかしら、もしかして。

杜前(GM):「崇高にして尊い知識を持つお方に、なんと言う無礼な」

明伽理:「セクハラ爺いじゃないのよー!」(GM新城香炉奈[アンカー])

香炉奈:「何なんですか!? 邪魔しないでくださいよ!」

杜前(GM):「あなた方のような、状況の解ることもできない人に話す言葉はありませんね」

明伽理:その割にはよく喋るような……。

杜前(GM):「ねえ? そうでしょう、新城さん?」

香炉奈:「お知り合いなんですか?」

新城:「敵のエージェントです」

杜前(GM):「何を言っているんですか、一度は議論をしあった仲ではないですか?」

明伽理:「まー、ずいぶん仲のよい方なのね、新城さん」(笑)(GM新城香炉奈[アンカー])

新城:「明伽理さんでも怒りますよ!?」(GM明伽理香炉奈[アンカー])

香炉奈:「どちらさま……ですか?」

新城:「昔《Storm Crusade》という組織の話をお二人にしたことがあると思うのですが、覚えておいでですか?」と。(きっと覚えてないんだろうなぁ)と思いつつ(笑)

明伽理:「ごめんなさい。まったく」(笑)

杜前(GM):「無駄ですよ。私たちのことを話したところで理解できなさそうな顔をしている」

新城:視聴者のためにも、説明はしなくちゃいけないんだが(笑)

香炉奈:説明してください新城さん(笑)

新城:「この方たちは、確かにわれわれの世界と同じ人たちなのですがね」

明伽理・香炉奈:「見た目は」

新城:「いや、一応中身もこの世界の人たちなのですが」

明伽理:「構成成分は?」

新城:「全部一緒なのですが、困った行動理念を持っていまして。この世界を救うためには、知識がとにかく必要で、その知識が得られないかぎりこの世界が守れないと信じているので、それを得るためには何をしてもいいと思っている人たちなんです」

杜前(GM):「真実だよ? それに、なにをしてもいいとは思わない? ただ、成果と犠牲のバランスが重要なんだ。あなた方は、自分の属する世界を愛していないんですか?」

新城:「私は、自分の属する世界は愛しますがね、でも、セクハラ爺さんにあなたが組しているのをみると、いろいろと考えることもあるんですよ」(笑)

杜前(GM):“セクハラ”って単語についてしばらくこうずーっと考えながら、「異世界の住人ですから、この世界の人間についてわからないこともあるんでしょう」となんとなく自分を納得させて(笑)

香炉奈:納得してないぞー(笑)(GM新城明伽理[アンカー])

明伽理:なんか苦しそうな顔してたね(笑)

新城:「とにかく邪魔立てをするなら、あなたを排除して《タイラント》を倒すまでです」

明伽理:「お、新城さんすごい、いつにもまして攻撃的!」(笑)

香炉奈:「よく言った!」 [アンカー]あげます(GM明伽理同意)。

杜前(GM):「なんでそう、あなたは、いつも私たちに歯向かいますかねえ?」

新城:須和姉妹に、「このように話が通じないんです!」って(笑)(GM明伽理香炉奈[アンカー])

杜前(GM):「あなた方が理解できないだけです!」って(笑)

明伽理:あー知識偏重主義の能力主義ってことですかねー。

杜前(GM):で、博士の方を振り返って言うんだよ。
「どれか一人だけ生け捕りにして差し上げましょう。どれがいいですか?」

新城:あ゛ー!(笑) キレて襲いかかります(笑)

明伽理:選ばれるのやです。

GM:いや、《タイラント》のじいちゃんは、明伽理さんピッって指すから。

明伽理:は!? ……ぞぞぞっ(笑)(GM新城香炉奈[アンカー])

眼鏡をかけた老人(GM):「同じ世代は要らない。こっちはなんかこう、見た目がよくない。あれが一番うまそうだ」って(笑)

新城:キレて襲いかかります、どっちにせよ(笑)

明伽理:うまそう……!?
「くい……くい……食い物、食い物ー!」お姉ちゃんわなわなと震えるね(笑)(GM新城香炉奈[アンカー])

香炉奈:「あなたこの世界のためとか言って、この世界の住人を売るんですか!?」(GM明伽理香炉奈[アンカー])

杜前(GM):「他の世界の住人の知識が得られるんですよ? あなたたちが使っている《アクセス》の由来もわかるかもしれません。わかればもっと使いこなせるでしょう」

明伽理:「使いこなせるってったって、使う人がいなくなったらしょうがないじゃないのよー!」(GM新城香炉奈[アンカー])

杜前(GM):「私たちが使いこなします」(新城、GMに[ベクトルカード]、明伽理香炉奈同意)

新城:えー、ブチ切れて《タイラント》のほうに攻撃を仕掛けますが?

GM:そうすると《タイラント》は「厄介ごとはごめんじゃよ」って言って、こうあの、しゅみんって膜を張っちゃうよ。

明伽理:あー、あたしとりあえず人質助けたいんですけどー(笑)

新城:えーと、名乗ったっけ、その《Storm Crusade》の人。

杜前(GM):「杜前 聖司です。名乗り遅れましたが、名も知らない人間に倒されるのも嫌でしょう」

新城:えー、喋ってる杜前に突進してるからね、新城。

香炉奈:あ、杜前に殴りかかってるの?

新城:っていうか、《タイラント》に殴りかかろうとしたら、さっきの会話的に杜前が庇うんじゃないの?

GM:うん、そうだね。

杜前(新城):「貴重な協力者を、いいようにされては困ります」とか言って。

GM:それ採用。[暴走抑制点]をどうぞ(笑)

新城:とにかく「《タイラント》〜!」とか言って殴りかかろうとしている新城がいると思いねえ。

明伽理:新城さんがアクチブだ(笑)

GM:そうすると杜前は、真っ白い、まるで手の先に大きな翼のようなものを出して、そうだな……手を伸ばすと2メートルくらい広がるですよ。

明伽理:ジュディ・オ○グの羽ね。

GM:うん、確かに近い(笑) それでこう、立ちふさがるわけですな。これは《アクセス》の《ストレイシープ》で呼び出した《盟友》です。

新城:じゃあ、きっ、て立ち止まって「あなたは……」
 なんだその力はって言うように。

杜前(GM):「私が法衣として纏っているのは、我がしもべです」

新城:(ヘ ン タ イ だー!)とか思うよ(一同爆笑)(GM明伽理香炉奈[アンカー])

杜前(GM):「我が“アスタロテ”の力をあなたも知らないわけではないでしょう」

新城:「融合したというのかっ」って(笑) ルール的には《スケアリーモンスター》と組み合わせてるんだね。

杜前(GM):「いけませんか?」

新城:「脳までおかしく……」(笑)(GM明伽理香炉奈[アンカー])

杜前(GM):「愛する私の使徒……いえ、半身ですよ?」

香炉奈・明伽理:「???」

新城:「つまり……香炉奈さんと明伽理さんにもわかりやすく説明すると」

香炉奈:「はい、説明してください!」

明伽理:「はい、お姉ちゃんたちわかってません!」(GM新城香炉奈[アンカー])

新城:「異世界の、彼が従える《盟友》……。まあ雷以斗さんみたいなものなんですが、それを体の中に取り込んで、融合することで力を得ているんです」

明伽理:寄生虫飼ってるんですか!?

GM:近い。寄○獣だなぁ(笑)

香炉奈:「何てことを……」

新城:「ただ、明伽理さんと雷以斗さんの関係みたいなものではありませんよ」

香炉奈:「無理やり捕まえて言うことを聞かせてるんですね?」

GM:うん。

新城:「ご名答です。意識も奪い、意のままにしているから、あのようにひとつの姿になることができるのです」

明伽理:はぁ……。

杜前(GM):「使いこなしている、の間違いですね」

明伽理:「乗っ取ってる……ってことかしら」

香炉奈:すげぇ人だ……。

明伽理:お姉ちゃん、雷以斗くんと自分のことを鑑みるにつけ、(こんなやつ許せない!)と脳みその中で思っています。難しいこと解ってないけど。(GM新城香炉奈[アンカー])

GM:うん、で雷以斗がいうよ「あのひと、いやがってるよ?」って。

明伽理:「よし、そんだったら私たちが解放してやるよー!」(GM新城香炉奈[アンカー])

香炉奈:「とにかく殴るしかないということですねっ!」(GM明伽理香炉奈[アンカー])

新城:えー、《ベクトルカード》の効果を使って殴りかかります。

GM:あいあい。

明伽理:お姉ちゃんちょっと、力をさっき使いすぎたので傍観しとこうかな。

GM:うまく[アンカー]を稼いでいかないとね。ちなみにあれですよ? 透明な壁の向こうが見えて、爺さんはですね、一美ちゃんのことをしげしげ眺めながら髪の毛触ったり、耳見たりしてるから(笑)

明伽理:うわーエロ爺い許せねー!(GM新城香炉奈[アンカー]) わかりました、《MAX》とはいわず……。

GM:で、「助けてー!」って感じでこう一美ちゃんが須和姉妹の方に手をばたばたさせるから。

香炉奈:「一美〜待っててね! 今そこのおじさん倒したら行くから!」(GM新城明伽理[アンカー])

杜前(GM):「僕はまだ29です!」

香炉奈:「あっ、ごめんなさいえーと……お兄さん!」(GM新城明伽理[アンカー])

明伽理:「言い直さなくていいよ! そんなの!」といって後ろからはたきます(笑)(GM新城香炉奈[アンカー])

新城:「香炉奈さん……?」って感じなんですけど(笑)

明伽理:「おじさんじゃなくて、お爺さんでもいいんだから!」

杜前(新城):ギローン(笑)

明伽理:べーっ!

杜前(GM):「あなたは最後にします」

明伽理:「へ? だってもともと生け捕れって言われてんだからそうじゃーん」

杜前(GM):「ええ、そうです。だが、口はきけなくてもいいんですよね」

明伽理:「けっ、閉じれるもんなら閉じてみなー!」(笑)

■Act.13.「変心」

新城:新城は力を解放して達成値36で殴りかかる。えーとね、《スローターハウス》で無数の幻影が杜前の周りに現れるよ。

杜前(GM):「私は……」といって……。

新城:えーと、NPCやっていいですか?

GM:え? いいけど。

新城:じゃ、新城が無数の分身をあの、怒りに任せて使って「あんたは……っ! 自分のやっていることを、わかっているのか!」って

明伽理・香炉奈:熱い!(笑) [アンカー]持って行け!(GM同意)

杜前(新城):じゃ、無数の幻影が現れて、アスタロテと融合した杜前が「小賢しい、あなたの手は見せてもらっているのです」とか言って、融合して翼が生えてんだよね? 

GM:うん。

杜前(新城):その翼自体が針みたいなもので構成されているわけさ。そして、どれが幻影かを確かめるために烈風を起こし、それに乗せて翼を迎撃するように周囲に向けて放つわけだ。で、それは無数の幻影を、確かに砕く。だけど、達成値で新城が上回っているから、杜前の反応は《ブルーウォーター》で推理している!

明伽理:かっこいー、ビジュアル的には。

新城:で「幻影を見抜くための動き」によってできた隙を《シュラ》で付き、自分の影から現れて手刀で切り裂くわけだ。

GM:そうすると、杜前の翼から無数の羽が飛び散ります、そのときにそう、まるで撃たれた鳥から羽毛が散るように。で、そのときに雷以斗くんは感じ取ります。虐げられ従わされているものの痛みや悲しみや苦しみが。

明伽理:雷以斗くんダイレクト……よくあるニュータ○プ描写ですね。はっ、って。

杜前(新城):「予想以上の動き、ですが。そこまでの力を使ったからには、あなたもただではすまないでしょう?」っていうと、新城が極限を超えた動きをしたおかげで毛細血管から血がバッって噴き出して、体がしびれたように膝をつくよ。

香炉奈:じゃ、じゃあ「新城さん!」ってあわてて駆け寄ります。

杜前(新城):「その男はインストラクター失格です。怒りに我を忘れて本来指導しなくてはならないあなたたちの前でそんな醜態をさらしている」とかいって(一同笑)

香炉奈:1人二役……(笑)

杜前(新城):「そして、その男の全力は確かに私を切り裂きました。が、私が纏う“アスタロテ”を切り裂いたに過ぎません。助けようとして、ね。つまり、全ては無駄だったということです」とか言ってみよう(笑)

香炉奈:「無駄なんかじゃない……無駄なんかじゃないよ!」

明伽理:言ってやれ香炉奈! そして[アンカー]を受け取れ!(GM新城同意)

香炉奈:「……新城さんの遺志は必ず私たちが継ぐっ!」(一同爆笑)

GM:死んでるのか!(笑)

新城:死んでないよ。ちょっとぐったりしただけ(笑)

雷以斗(GM):「明伽理明伽理、かわいそうだよ、かわいそうだよ!あんなの!」って雷以斗くんが言うよ。

明伽理:「なんてこと……っ!」って言って、お姉ちゃんは(許せない!)って心の中で、誓うね、でも、どうすればいいかわかんないからちょっと悩んでる。

新城:じゃあ、新城がね「あなた方には、力の使い方をちゃんと教えてあります。あなた方の潜在能力はこの私より上です」って。ほら、新城[暴走抑制点]少ないし。とっても。

香炉奈:そうだね。

新城:「この二人をなめてかかると、あなたは大変な目にあいますよ?」って杜前に言って、杜前になろう(笑)

杜前(新城):「そうでしょうか? 力の使い方が解らないところは、さすがあなたの教えた方々ですね?」って。

明伽理:(笑) どうすればいいんだ。

香炉奈:お姉ちゃん、あれだあれだ。あの《ノイズィームーン》で杜前の心を混乱させて、あれを切り離すというのはできないだろうか?

明伽理:アスタロテ?

香炉奈:うん。

明伽理:混乱させて?

新城:融合している、っていうのは、杜前の意思なんですよ、あくまで。

香炉奈:無理やり従わせているわけだから。

新城:そう。つまり杜前が混乱すると、制御を失って分離するかもしれないっていう理屈?

香炉奈:うん。

GM:そうだねぇ……面白いから採用。ただし、杜前との[対抗判定]になるね。

明伽理:じゃあ揺さぶりをかけてみますか。やってみましょう。そうするとやはり《MAX》でいくしかないでしょう!

新城:また《MAX》か……。《タイラント》の前に《MAX》多用だ(笑)

明伽理:そうなんだよねぇ、《タイラント》がまだ残ってるからさぁ……(笑)

新城:この展開だとパワーレベル《MAX》多用だよな(笑)

明伽理:お姉ちゃんちょっと躊躇しちゃうんですけど……。じゃあ、最後の《タイラント》は全部香炉奈ちゃんに(笑)

新城:香炉奈ちゃんが倒してくれるということで。

香炉奈:うん、そうしよう、それでいいよ。殴っていいよ、お姉ちゃん! こいつ倒していいから! やっていいから! [ベクトルカード]もあげるよ! (GM新城明伽理[アンカー])

明伽理:わかりましたー。じゃ《ノイズィームーン》を使います。

GM:杜前は《フェアリーアイズ》で対抗するね。

明伽理:では、サイコロの神様、どうか杜前さんをやらせてください! がらがらー。

杜前(香炉奈):じゃあ、わたしが杜前のサイコロふるんで[暴走抑制点]をください。

明伽理:お姉ちゃんは杜前さんにむかって叫ぶね「そこのあなた、私が絶対助けてあげる!」と、がらがらー。(GM新城香炉奈[アンカー])

新城:うーむ、パワーレベル《MAX》が多用されていく(笑) 

明伽理:1,5,2……だから置き換えて4,5,5で、14、強度を足して16か。ちょっとサイコロの神様のノリが悪かった。

新城:じゃあ、杜前抵抗します……うわ失敗!?

香炉奈:……いや、うちらにとってはいいことでは(笑)

GM:そうするとアスタロテは、杜前の強制的な使役から逃れて、亜空間に逃れようとします。杜前は杜前で、吹き飛ばされて、壁にぶつけられると、壁からガラス容器が出てきて、杜前を捕まえてしまいます。

明伽理・香炉奈:おおー!

GM:そうするとむこうから言うよ。「よくよく考えれば、そいつでもいいんだしな」

明伽理:わー!

新城:杜前さんここで食べられちゃうと……。

GM:大丈夫だよー。杜前気絶してるんで、何が起きてるか本人よくわかってません。

新城:せめて、セリフを入れたほうがいいと思うよ。ていうか入れさせて。

GM:ん、だったら最後に入れて、それで気絶して、かな。

杜前(新城):じゃあ、余裕を持って明伽理の一撃を受けようとした杜前なんだけれども、「ふっ、全力でその程度の動きですか?」そこで、彼が心に激痛が走るわけだ「アスタロテ、私に逆らうというのか!」とかわけのわかんないこと彼が呟いて。

GM:しかもおまけにね、杜前の足元が窪むんだよ。

明伽理:私は(逃げてアスタロテー、そこの影へー!)と思っているね。

杜前(明伽理):で、明伽理姉ちゃんがまた、うさぎ戦士にかわって、雷以斗くんが融合した杜前に触れた瞬間に、《盟友》同士の反発みたいなものが起きる! て、明伽理姉ちゃんは、装着している雷以斗くんがはじき飛ばされて、で、その衝撃と同等のものが杜前に融合しているアスタロテを弾き飛ばす! (GM2点[アンカー]、新城香炉奈同意)

香炉奈:おおー。

GM:じゃそうすると雷以斗くんが一時的に明伽理姉ちゃんからはがれるんだね。

新城:明伽理姉さん普通の姿に。

明伽理:じゃ香炉奈ちゃんが受け止めてくれるよね。

香炉奈:うん、じゃあがしっ、と。……雷以斗くんを?

明伽理:いやいや、明伽理姉ちゃんを(笑)

新城:え! 雷以斗くん助けて、お姉ちゃんグバァ!って(笑)

明伽理:そのまま壁に飲まれたらどうするのよ〜(笑)

GM:で?(笑)

杜前(新城):で、杜前は、衝撃ではじき飛ばされて壁にガンッ、って当たって「くっ」とか言って「ばかな……《盟友》が私に逆らうと!? まだ、研究が足りないと……いうことです、か」

GM:と、言いかけたときに、カプセルが出てきて、彼をくるんでしまいます。そうすると《タイラント》の老人にむけて杜前が言うよ。

杜前(GM):「ミュージアム、どういうことだ!」

ミュージアム(GM):「なに、標本は一人でも二人でも多いほうがいい」

杜前(明伽理):「話が違うでしょう」とかいって。

明伽理:思わず黙ってみてます。

GM:そうすると中から液体みたいなものが出てきて、その中でもがき苦しんでいるよ。

杜前(新城):「私たちはあなたに研究を進める成果も提示したはず……。裏切るというのですか」

ミュージアム(GM):「もらうものはもらったからなぁ?」

明伽理:はははは(笑)

ミュージアム(GM):「なあに、後はお前さんの中から直接もらえばいいだけのことだ」

杜前(香炉奈):「くっ……」

ミュージアム(GM):「お前さんとこの娘と、そこの娘の持っている情報があれば、あとは芋づる式に取れるだろう」

明伽理:まだお姉ちゃん狙われてたのね……(笑)

GM:いやだってひとつでも多いほうがいいじゃない。

Act.13.「首魁」

ミュージアム(GM):「さて、じゃあ私が出向くかな」
 ってこう、透明な壁がにゅいーんって下がる。つまり、杜前をボコらせるために自分はシャッターの向こうに逃げたわけだ。

明伽理・香炉奈:うあ!

香炉奈:最悪だ、こいつ……。

ミュージアム(GM):「とりあえず捕まえきったのに処置をするのは後でいいかな」って、1メートルくらいある長い舌がこうへろへろへろって出てくる。

明伽理:うぞぞぞぞぞ〜。

GM:で、ちなみに舌の先に目玉がついてるんだな。

明伽理:うわ……怪物モノ。

GM:GM的には、今のタイミングで[経験点プール]での成長を行うことをお勧めしますね。

香炉奈:じゃあ、一旦休憩にして、レベル上げの調整をしませんか?

GM:了解です。香炉奈ちゃんはサブGMの「休憩を提案する」を行ったので[暴走抑制点]を+1しておいてね。

(休 憩 後)

GM:みんな、パワーアップは済んだ?

香炉奈:バッチリです!

明伽理:バリバリです!

杜前(新城):じゃあ、続けるね。んで、じゃあ、杜前が「がぁっ」とか言いながら……。

GM:ごほごほ言ってるね、喉のところ掻き毟ってるよ。液体を飲まないようにしてるんだ。

新城:じゃあ、そこで新城が立ち上がって、「知識に溺れたものの末路ですか、杜前さん」

杜前(GM):じろり、と見るよ。

明伽理:「新城さん、大丈夫ですか!?」

新城:「大丈夫ですよ、明伽理さん」

香炉奈:「末路は末路だけど……こんなのかわいそうだよ」

ミュージアム(GM):じゃあ香炉奈にむかってにっこり笑って言うよ。
「心配せんでもええよ、死にゃせんから。それに、そんなに心配なら隣に並べてやるから」

新城:じゃあ、新城は言うよ「少しその中で頭を冷やすといいでしょう」

香炉奈:「確かにいけすかない人だけど、見捨てるわけにはいかないよ……!」(GM新城明伽理[アンカー])

新城:「それがあなたのよいところです。その心を忘れてはいけませんよ、香炉奈さん」(GM香炉奈明伽理[アンカー])

ミュージアム(GM):「とりあえず、お前さんたちの会話からお前さんたちの言葉もようわかったし、さてさて……」

新城:もうちょっとシーンをさせてくれないか?

GM:おっけーおっけー。

新城:「香炉奈さん。あなたのおかげで、自分が何をすべきなのか思い出せました。杜前も助けましょう」って。(GM香炉奈明伽理[アンカー])

ミュージアム(GM):「ああ、そうそう、お前たちにもうひとつ感謝せねばならんのう!」と言って、先ほど解放されたアスタロテをかぽっ、と。

香炉奈:あ。あーーーーー!! ひどい!

明伽理:お姉ちゃんあんぐり。

ミュージアム(GM):「取りに行く手間がはぶけたわ。かっかっかっ」

香炉奈:「せ、せっかく助けたのに、お姉ちゃんが〜」

明伽理:雷以斗くんが「きゅ〜」って言ってる。

ミュージアム(GM):「この世界はわしが作った世界ゆえな、つまりお前たちが望むようなことにはならんということであるな」

明伽理:ぶ。

香炉奈:「むぅ。つまりは、あなたがいなくなれば私たちの望むようにできるってことですね?」

ミュージアム(GM):「そのようなことは、不可能だがのぉ」

明伽理・香炉奈:むきぃーっ!

ミュージアム(明伽理):「見たところ、その男との戦いで相当に消耗しているように見えるがのう?」

明伽理:お姉ちゃん大消耗でーす。

GM:うん。

ミュージアム(新城):「その男(新城)はもうぼろぼろ。このうまそうな娘も」

ミュージアム(GM):そして背後のうさぎ見て「代えもできたしな」

明伽理・香炉奈:雷以斗ぉ〜!(一同笑)

香炉奈:「そんなことはさせない!」がしーん!

明伽理:「香炉奈がんばれぇー!」

GM:ということで、ええ、[ベクトルカード]あげます(笑)。こちらの攻撃方法は《シャープエッジ》のみなのですが。問題なのは床から出てきます。舌の形したね。それが床から生えてきちゃ攻撃。GM的に言うと、《タイラント》の体の一部がそういう形で出てきてるものなので、その下から出てくるものに対する攻撃に反撃をすれば、ダメージ行きますんで。

香炉奈:う、うん。とりあえずカードの力を使ってMAXで殴らせてもらいます! こっちは【反応】6。そっちは?

GM:【反応】3だね。香炉奈さんは[ダブルアクション]が発生するので、2回攻撃できるよ。

ミュージアム(新城):《タイラント》やらせて。あの、カプセルの中にいろんな異世界の生き物がいるんだけど、「お前たちを迎え撃たねばならんのう」とかいって、そこに気のようなもの、力のようなものが集まると、周りの生き物が、つぎつぎに枯れてやせ細っていって、その生き物の体の特徴のようなものが《タイラント》に現れる。

香炉奈:おお。

ミュージアム(新城):強靭なカギ爪とか敵の攻撃を防ぐであろう鱗とか。そういったものが《タイラント》に集まってくる。

GM:それがひとつひとつの触手の形になっていくわけだ。

香炉奈:そりゃもう殴るしかないよ!

明伽理:雷以斗くんが「やってくださーい」って言ってるね。

GM:その中には雷以斗くんの光の篭手みたいなものまで入ってるよ。

明伽理:ひぃ〜。

香炉奈:最悪だこいつ(笑)

明伽理:「香炉奈、負けちゃだめよっ!」

香炉奈:うん、ありがとう。[アンカー]あげるね(GM新城同意)。

新城:「教えたとおりにすればできます」って声をかけよう。香炉奈に(GM香炉奈[アンカー])。

香炉奈:じゃ、殴りまーす!

明伽理:いっけー香炉奈ー!

香炉奈:「回れー! 燃えろー! 俺のダイスぅぁー!」がらがらがらっ。

明伽理:なんなんだいったいそれは……(笑)

新城:なんだか解らないことを言いながら香炉奈さんが殴りかかって……えーとそれは、格ゲー技なの?

香炉奈:うん、格ゲー技。

新城:怒りゲージもとりあえず《MAX》になったところで(笑)

香炉奈:怒りゲージ《MAX》だし、超必殺技の《回転胡蝶脚》のさらに上位技、《真・回転胡蝶脚》だぁっ!(GM新城明伽理[アンカー])

新城:なんだかよくわからないが、周りに気が爆裂するみたいなエフェクトがかかって!(笑)

明伽理:スカートが、見えないぐらいまで巻き上がって!(笑)

新城:残念ながらジャージなのです(笑)

香炉奈:ジャージってか部屋着だから部屋着(笑)

新城:部屋着……なんて盛り上がらない!(一同笑)

明伽理:むしろそれも萌え(笑)

GM:ブルマじゃないから許す。

新城:部屋着だから。残念ながら皆さんが考えるようなことにはならないのです。なんて商業主義的じゃない格好をしているんだ!(笑)

香炉奈:えーと、達成値は21。……どーだっ!

新城:うわ、回らないねぇ。あんまり真じゃないっぽいけど……(笑)

GM:ちなみに、《タイラント》もパワーレベル《MAX》でいくよ。

新城:その代償として、世界の一部が壊れて《タイラント》の隠したかったものが露出したりするけどね。

GM:実はもう、本来の姿を取っているんだよね。では、こちらの出目は……30!

香炉奈:あっさり避けられちゃったよぅ(涙) でも、さっき[経験点]で【反応】を伸ばしたから、[ダブルアクション]ができるので〜す! 行くぜぇ!

GM:おっしゃ来い!

香炉奈:次もMAXで! ……ってやっぱりまわらな〜い。24点。

GM:こっちは17点。差分値5点だ。

香炉奈:ダメージ11点! どうだぁっ!

GM:触手の一本が粉砕されたよ。でも、香炉奈の背後から新たな触手が出現して襲いかかる……ってことでこっちの攻撃ね。達成値は29。

香炉奈:高いなぁ。レベル2を使って[共鳴]でかわす……ってあれ? 1,2,4じゃ共鳴しない〜!? 達成値は19点。

GM:差分値と[武器修正]+8して、ダメージ18点ね。

香炉奈:あ、《パッシブウォール》しわすれたんで、[結界強度]0だ。すいません、一瞬で落ちるんですが私(笑)

明伽理:うそ!?

新城:まじですか?

GM:じゃ、突き出した生き物の歯みたいなものが君の皮膚をも切り裂きます。その血液が歯につくと、それがしゅうっと吸い込まれていくよ。

香炉奈:にゃぁ〜っ!

明伽理:じゃ、じゃあ、危なくない範囲で服とかも破れちゃったりとかして。

GM:そだね。

明伽理:萌えがここで一気炸裂……。

GM:肩かなにかに突き刺さるぐらいの感じかな。そのときに、体力が思いっきり吸われていくような勢いがあります。

香炉奈:じゃあ、慌てて「っくぁん!」って引き抜くよ。(GM新城明伽理[アンカー])

明伽理:かっこいいー。

GM:そうすると周りに散った返り血までその突起は吸い込みます。

香炉奈:慌てて飛びのいて、その場に膝を突きます。

新城:「香炉奈さん!」といって駆け寄ろう。

明伽理:「香炉奈ぁーっ!」私も駆け寄る。

一美(GM):一美ちゃんが、「香炉奈大丈夫っ!? ごめんねごめんね! 私がこんなことになってるばっかりに!」って。

香炉奈:って、盛り上がって来たところですが……このままだと私、戦闘が終わるまですったおれてることに?

GM:そうなるね。本来は気絶する場面です。もう一撃加えられたら、死にます。ただし[ベクトルカード]で追加行動を行えば、動くことも可能です。もちろん“見せ場”となる演出をしてカードをもらう必要がありますが。

香炉奈:うぁーん! じゃ、じゃあねえ、痛みをこらえながら無理やり「にぃ」って笑うよ!(笑)

新城:香炉奈さんに[アンカー]!(笑)(明伽理同意、GM2点)

GM:おし、カード持ってけ。

香炉奈:「だいっ……じょうぶ。……しんぱい、しないで」

明伽理:「でも、これはっ……」

香炉奈:「私は……絶対に、くじけない。あきらめない!」 全身から吹き出す闘気が再び輝く結界となって身体を覆うっ!! すいません《パッシブウォール》使わせてください。ここで死ぬのはあまりにも……。(GM[アンカー]2点、新城明伽理同意) というわけでいそいそと[結界強度]回復しま〜す(笑)

新城:香炉奈さんが結界を張り直している間、うちらが戦わなくちゃいけないのかな?

GM:うん。次はそちらだね。

新城:と、言われても……おお、そうだ。私に[ベクトルカード]をください。香炉奈さんをかばうためのカッコイイ演出を入れたい。

GM:どうするの?

新城:[ベクトルカード]の効果4を使用します。止めをさそうと《タイラント》が香炉奈に触手を伸ばす。だが、突き刺した香炉奈は、新城が作った幻影だったのだ!!(GM新城明伽理[アンカー]) って感じで。

香炉奈:カードもってっていいよ〜(笑)

新城:そして、「どこを見ているんです」と言って、新城がふっ、と横に現れて、「あなたはそこを刺すって、わかっていましたよ」と《ブルーウォーター》で言いながら……。

香炉奈:「お前は次に●●と言う」ってやつね?

新城:そう、っていうやつ。そして「触手はすでにそこに集中している以上、この攻撃は防げないはず」と言いながら、攻撃を仕掛ける……。

明伽理:素敵!

GM:……達成値32。

新城:んーとこっちは37だから……差分値5に[武器威力]+10を足して15ダメージが《タイラント》に入る。

GM:15ダメージか。

香炉奈:やったー。

■Act.14.「団結」

ミュージアム(GM):なんということをしてくれるんだ、という顔をしながら「乱暴者め」って言うよ。

香炉奈:乱暴者め言われても……。

新城:「くっ……」

ミュージアム(GM):「歯向かうだと?」っていうよ。
「歯向かうだと? 栄養源の分際で、ちょこまかと」って

明伽理:「ユン○ルの代わりにするんじゃないわよーっ!」ってお姉ちゃんは怒鳴りたくなった。それ(笑)

ミュージアム(GM):で、こうぎろり、と床の触手がそちらに向くよ?

明伽理:ひぃ。

ミュージアム(新城):「栄養源はそのようなことを許されてはいない」みたいな。

明伽理:「許されていないですってー!」

ミュージアム(GM):「お前たちの世界でも、より高等な生き物に食されるのは、栄誉ということになっているんじゃないのかね?」

明伽理:「願い下げよーっ! それに私なんか飲んだら、絶ぇっ対腹下すわーっ」とか言ってね(GM新城香炉奈[アンカー])。

香炉奈:お姉ちゃん!? よくわからないが、すごいぞ(笑)

明伽理:何でいこうかなあ……。《ヴァンパイア》いっちゃおうかなあ……。

新城:《センチュリオン》でやはり、雷以斗くんの悲しみを受けつつ……。

香炉奈:怒りの鉄拳を!

明伽理:わかりました。じゃ、雷以斗くんの悲しみと、雷以斗くんの仲間2の悲しみと、その他諸々を背負いながら……。[パワーレベル]《MAX》で行きましょう。

新城:じゃ、周りにまたオーラが現れて……。

明伽理:んでわ〜「栄養ドリンクの底力、見てみなさいよーっ!」(GM新城香炉奈[アンカー])

GM:いや、ぜんぜん言葉になって、ない(笑)

香炉奈:何が言いたいんだか……よくわからないが勢いだけはわかったぞ(笑)

明伽理:雷以斗くんを身に纏い、黄金の光を放ちながら!

GM:一粒で二つ美味しいもんなあ、明伽理姉ちゃんはなぁ(笑)

明伽理:「栄養ドリンクにだって、飲まれるやつくらい選びたいわぁ〜っ!」(GM新城香炉奈[アンカー])

香炉奈:[パワーレベル]《MAX》が多用されていきます……。

新城:あ、いったいった! まだクリティカルするよ。《ベクトルカード》持ってるから。

明伽理:神様〜っ。

一同:まだ回ってる!!

新城:すげぇ……雷以斗くんも一緒にダイス振ってんじゃねえかこれ。

明伽理:ダイス様〜ダイス様〜ダイス様〜。達成値44です。

新城:44だから差分値が4+4で8で、18ダメージ。修正が10だから。暗算得意。

明伽理:すごいすごい。

新城:んじゃ、愛と怒りと悲しみの、雷以斗くんを纏った明伽理さんの鉄拳が!

明伽理:かぁーーーっ!

香炉奈:香炉奈は次のターンくるまでこの状態なのかな?

新城:このターン終わり? ……じゃないや、敵の攻撃があるのか。

GM:そう、敵の攻撃があるんだけど。

明伽理:誰に来るの〜?

GM:……んーとね、場がバタバタしてるんで、彼は攻撃はしないで行動します。えーと、一美ちゃんをカプセルの中に入れます(笑)

明伽理:ひでぇ。

ミュージアム(新城):触手のひとつを使って、一美ちゃんを絡めとって……。

ミュージアム(GM):ええ、カプセルの中につっこみます。
「お前らと戦うためには、お前らの世界の常識を知らねばならんらしい」

明伽理:うわーん、一美ちゃーん。

新城:またキレて襲い掛か……(笑)

香炉奈:か、一美ちゃーん。

GM:ボコボコブクブクいってるけどな。

新城:「そんなことはさせませんよ……っ」って言いながら。

一美(GM):そうするとね、「いやー、やめてー、やだーっ」とかいいながら、足元からこうね、杜前捕まえた時のおざなりなやつじゃなくて、ゆっくりゆっくりと肉の壁みたいなものが盛り上がってきて、それがだんだん透明になってって、カプセルになってくのが見えるよ。

新城:じゃあ、それで絡まれてる一美ちゃんが。

一美(新城):「香炉奈、香炉奈、大丈夫?」って声をかけて、でも。

ミュージアム(新城):「ずいぶん騒がしい娘じゃなあ、だが、この娘からお前たちのことを探れば」

ミュージアム(GM):「おのずから弱点が出てくるというもんじゃ。知り合いなんであろう? ならばお前たちの心の中にある弱点が出てくれば、食いやすくなると思う」

ミュージアム(新城):とかいいながらくるくるくると。

一美(香炉奈):じゃあじゃあ、こう言おう、一美ちゃんさ。
「香炉奈ちゃん、明伽理さん、私はいいから逃げて」って。(GM新城明伽理[アンカー])

GM:あ、そうそう。

明伽理:うあ、なんてこった。

一美(香炉奈):「いいから!」って。

明伽理:「そんなことできるわけないじゃない! あなたみたいないい子を、ほっとくわけにはいかないわ!」(GM新城香炉奈[アンカー])

香炉奈:「そうだよ! ここでにげたら……っ」

一美(GM):「このままじゃみんな死んじゃうよっ!」

香炉奈:「一美ちゃんだけじゃない! 雷以斗くんのお友達や、他の生き物だって、こいつにみんな食べられちゃうんだよ!?」(GM明伽理香炉奈[アンカー])

一美(GM):「……わかった、わたしもがんばる!」って言いながら絡んでくるものを一生懸命……。「だから……だから……香炉奈ちゃんも明伽理さんも、そこにいる人も!」

新城:優しく微笑むよ。元気付けるように。(GM明伽理香炉奈[アンカー])

一美(GM):「がんばってください!」って言うよ。

明伽理:じゃ、みんなでぐっっっっ!(笑)(GM新城香炉奈[アンカー])

香炉奈:サムズ・アーップ!(笑)(GM新城明伽理[アンカー])

新城:新城ちょっと照れて(笑)(GM2点[アンカー]、明伽理香炉奈同意)

香炉奈:新城さんかわいいぞ(一同笑)

GM:では、次のターン。なんかね、意味のわからない行動をされて、すっごい不機嫌になったよ、《タイラント》は(笑)

明伽理:そうだね、暗号だからね。わかんねぇよなあ(笑)

ミュージアム(香炉奈):「何のまねをしているんだ、私にわからない。何のまじないだ!?」って言うよ。

新城:そうそう(笑)

明伽理:「勝利の、サインよぉー!」(GM新城香炉奈[アンカー])

ミュージアム(GM):「馬鹿馬鹿しい、そうやって迷信に縋りつくがいい!」

GM:んで、ラウンドの最初に戻るよ。

香炉奈:香炉奈は《パッシブウォール》で回復するです! レベル0で。

新城:《パッシブウォール》はレベル1以上じゃないと使えないよ?

香炉奈:じゃあLV1でー、回復しまーす。たーんたたーんたーんたたーん♪

新城:[ダブルアクション]があるからもう一回行動できるね。

明伽理・香炉奈:たーんたたーんたんたたーん♪ (笑)

新城:「今助け出すからね、一美!」でそのまま殴りかかれる!

香炉奈:じゃ、じゃねえ、行くよー? 一美ちゃんを掴んで……。なんか……突っ込もうとしてる触手に向かって殴りかかります。

GM:おう、こいこい。

香炉奈:べしん!

明伽理:いけー!

香炉奈:パワーレベル《MAX》で殴りかかります!

明伽理:わーい、《MAX》《MAX》〜。

香炉奈:(笑)

明伽理:さ、ダイスの神様、いい目が出ますように……。

新城:じゃあ、追いつめられたことで何かパワーアップした……。

香炉奈:なんかじゃあ、全身に赤いオーラを纏って立ち上がります、ゆらりと。

ミュージアム(新城):じゃあ、言おう。
「馬鹿な、数値が跳ね上がって……先ほどのが全力ではなかったというのか!?」(笑)

香炉奈:「人間はね……守るべきもののためにはどれだけでも強くなれるんだよっ!」(GM新城香炉奈[アンカー])

明伽理:お姉ちゃん感動してる、後ろで(笑)

新城:ルール的には現在の経験点プールを全て香炉奈さんの成長につぎ込んでみました(笑)

一同:(笑)

明伽理:ダイスの神様お願い!

新城:いやほんとに。

香炉奈:わが元にきたれダイス神! はーっ!(がらがらっ)

新城:じゃ《真・回転胡蝶脚》よりもっと強力な昇○拳みたいな技でもあるんですか(笑)

香炉奈:だから……えーっとね、あれだよあれ。すげぇ……10連コンボみたいなやつが。

新城:でも、当たってから言わないとねちょっとね、悲しいよね(笑)

香炉奈:達成値36!

GM:こっちは22。

香炉奈:差分値に+10だから24ダメージ。

GM:そうするとですね、君らが立っているところが無数に砕けて、カプセルだけが空間に浮かんでですね、こう、惑星みたいなものの表面にカプセルがびっしり並んでるですよ。その上に君たちはいて、大きな目玉の上で君たちは戦っているのです。

明伽理・香炉奈:いや〜ん。

新城:「どこまでも悪趣味な……っ」って言って。

明伽理:須和姉妹そういうの苦手。

香炉奈:あ、じゃ、あのー、さっきの演出させて。じゃあねぇ、一美をカプセルに突っ込もうとしてる触手に飛びついて、ぶちぶち引きちぎりました!

明伽理:ちぎっては投げちぎっては投げ。

GM:そうすると香炉奈ちゃんはですね、一美ちゃんを引っぺがしてですね、君の影に立たせることができます。配置的にはこんな感じな。こうあってー、目玉があってー、で、カプセルがびっしりしてるわけさ。

明伽理・香炉奈:いや〜ん。

GM:で、カプセル……攻撃ができる触手はこっから出てて、この白目の所に君たちはいるわけ。

明伽理:いや〜ん!

新城:「世界を少し広く展開しすぎましたね、《タイラント》。おかげで、どこを攻撃したとしても、あなた自体にダメージが及ぶようになった」

明伽理:ああ、確かに。

新城:「どこからでも攻撃できる触手は、しかし、どこに攻撃してもあなたがダメージを受けるということです」って。《ブルーウォーター》で分析してね。

ミュージアム(GM):あの、目がね、怒りの色を帯びるよ。

明伽理:充血してるのかぁっ。

GM:うん、正しいかも(笑)

明伽理:目○の親父が怒ってるーっ。

香炉奈:えーと、新城が《ベクトルカード》使って攻撃するのかな?

新城:そう、のつもりです。

明伽理:新城さんやっちゃえーっ!

新城:「違いますか?」って聞くよ。

ミュージアム(GM):じゃあ、きっぱり言うよ「餌の分際で、わかったような口を! おとなしく餌は食われていればいいんだ! 高尚な世界の一部となってなぁ!」

明伽理:「大体追い詰められた悪党はそういうこと言うのよー!」

新城:うん、明伽理さんに《ベクトルカード》あげてください。

明伽理:え?

新城:あー、私今《ベクトルカード》の効果使って場に戻したから。

香炉奈:使って、明伽理さんよりも先に行動しちゃったの。ほんとは【反応】が低いから、新城。明伽理さんより。

新城:とっとと行動できないんだけど、場的にそういう? 言いたかったじゃない。あの、分析してちょうどダメージ受けてさ、一美ちゃん助け出したところだしさ。

明伽理:喋りの新城、解説の新城。

GM:解説の新城て(笑)

新城:解説者。

GM:解析の新城でもあるんだけど学者かい……。

香炉奈:学者って言うか……。

新城:学者って言われると切れる(笑)

香炉奈:うん、あそこのカプセルのなかでゴホゴホしてる人が(笑)

新城:そう、ゴホゴホしてる人と一緒にしないでください(笑)

明伽理:なんとなく解った……ぞ、その怒る理由が。

GM:確かにアレと一緒にされたら怒るわ。

明伽理:ナルシストちゃんと一緒にされちゃね。

新城:えーと……。

香炉奈:達成値21?

新城:うん、21。で、殴りかかる。

明伽理:ドガ。

GM:そうだねぇ、えー、ちなみに……こちらは33。

新城:えー、21だから、差分値が12かな? で、武器のダメージいくつ?

GM:実はねえ、8なんだ。

新城:12+8?

GM:うん、20。

新城:じゃあ、[結界強度]1点残る。

香炉奈:おぉう。

新城:んじゃ、ガーッ!って吹き飛ばされて……。

明伽理:サムズアーップ! しゃきーん。

GM:そうするとね、君の着地点にカプセルが待ち受けてるんだけど、すんでのところでかわすわけだ。

ミュージアム(新城):「ふん、なかなか生意気な口をききよる、しかしこれは予測できまい!」とか言って、カプセルから、捕らわれている色んな住人たちに攻撃をさせようとするんだよ。彼らを支配してるから。新城が一瞬ためらって、攻撃をためらった隙に、ものすごく重い一撃が炸裂して……。

GM:自分までカプセルに閉じ込められそうになるわけだね。

新城:そう。「くっ……卑劣な!」とか言って。

ミュージアム(GM):「賢いと言ってくれたまえ」

新城:じゃ、グシャァッ!とかいって落ちる。

GM:次の行動は、明伽理姉さんです。

新城:じゃ、明伽理姉さんの前にわざわざ、車田○美的にえびぞりになって頭からおっこった新城がぐしゃぁっ!って落ちるよ。(GM明伽理香炉奈[アンカー])

明伽理:「新城さん! 大丈夫ですか!?」って駆け寄るね。

新城:「まだ…負けられませんから」って言うね(笑)

明伽理:にこっ、って笑われた日にゃあ……。

新城:にこっ、って笑われる(笑)(GM明伽理香炉奈[アンカー])

明伽理:笑われた(笑)

GM・香炉奈:あ〜あ〜あ〜あ〜あ〜。

明伽理:笑われたか……。

GM:はいはい、さっさとね(笑)

明伽理:「そこで休んでてください……っ」

GM:庇ってもらった。よかったね〜(笑)

新城:ってか首とか変な方向とか曲がってそうだけどね(笑) 実は結界って、殴られた衝撃とかまで相殺してくれるわけじゃないから。致死ダメージが生身に届かないだけ。

明伽理:んでわ〜、また《MAX》でいかしていただきましょうかねえ。
 んでわ〜、《ノイズィームーン》で捕らわれたものたちに「勇気を出して」といいつつ。

香炉奈:おおー。《ベクトルカード》っ!

明伽理:《センチュリオン》で雷以斗くんに「みんなを解放するのよ!」

新城:じゃあ、雷以斗くんが極限まで輝きを増して、黄金の戦士みたいんなった明伽理さんが!

明伽理:んでわ〜、ダイスの神様〜。

新城:ダイス神さまが……(コロコロ)。

香炉奈:ダイス様ご機嫌麗しゅう。

新城:おぉ、すごい(笑) 明伽理さんすごいな、出目が……(笑)

GM:よっぽど怒ってるんだねえ

明伽理:そりゃー、みんなを解放するため、雷以斗のためっがんばりますっ! からっ。

香炉奈:キ、キターーーーー(笑)

明伽理:達成値は43です。

GM:えーとこちらは36だね。差分値が7。

明伽理:17ダメージですね。

GM:えーとね、この時点で、すこしづつ、目玉から遠い部分のカプセルが砕け始めて、ふわふわと捕らわれていた存在たちが空を泳ぎ始めるよ。

香炉奈:じゃ、次あたし。たーたらーらー(笑) じゃ、《MAX》で殴るよー。で、あのですね、私はとりあえず《クンフーマスター》+《ナックルトーク》で殴りながらですね、捕らわれた生き物たちに呼びかけます!

明伽理:《ナックルトーク》ですね

新城:おお、たしかに《ナックルトーク》持っていたんですね。

明伽理:そうですねー、忘れていました。

香炉奈:ダイスぅ〜っ!あたーっく。だいすあたーっく。ダイス神ダイス神。

新城:じゃ、さきほど通用した技をもう一回放つわけだね?

香炉奈:いや、違う。なんか思いっきり拳が燃え上がりましてですね、「はぁー!」
ガスッ、っていきなり地球割りをするわけですね、いきなり。うん。

新城:うん、どこ殴ってもいいって新城が言ったしなあ。

香炉奈:言ったよ? だから目玉殴りつけて、それを通じて彼らにあのー、熱い魂を送るんですよ。あの、カプセルん中捕らわれたものたちに。

明伽理:ダイス神さま〜、香炉奈を……香炉奈を漢にしてください!(一同笑)

GM:漢にしてくださいって(笑)

新城:さんずいの漢にしてください(笑)

明伽理:そうそうそう、さんずいの(笑)

香炉奈:達成値は60点! ぜーぜー。

GM:60か……えー、差分値24。

新城:に、武器のダメージ10。防御しないと死ぬよ。

香炉奈:えーと24の10……34点ダメージいきます。

GM:これは……散りますね。

明伽理:散りますか!

香炉奈:香炉奈の熱い呼びかけが世界を揺るがすっっ!!

■Act.15.「解放」

GM:そうすると、香炉奈さんの拳から、ひびが入ってですね。

香炉奈:じゃ、ガツーン!って殴った瞬間に「みんな、力を貸して! ここから逃げるのよ!」って悲鳴が、声がみんなに響くわけです。(GM明伽理新城[アンカー])

GM:そうするとこう、その呼びかけに答えるように、一斉に残りのカプセルが千々に砕け、すべてのものが、外に、力強く、あるものは弱々しく、あるものは優美に飛び立つわけだ。

明伽理:雷以斗くんの仲間は飛んでるかしらーっ!?

GM:ええ。そうすると、一筋の光が明伽理の目の前を横切っていくわけだ。

明伽理:はっ。

GM:そう、ひかりのあし族と言われた、その素晴らしい足運びで、まるで、空を行く光の玉のように空に舞い上がるわけだ。それと同時に、巨大な目玉は血走ったようなひび割れが走って、砕け散って無数の破片となって拡散していく。
 そしてそのときに、半ば吸収されすぎて、姿を保つことが出来なかったものたちの想いが、君たちのなかを駆け抜けていく。
 まるでせめて、君らの中に自らの存在を残したいかのように。それが、彼らの意思であるかのように。

新城:冒頭の行方不明事件でさらわれた人たちもいるんだよね? その中には。生きているんなら助けようとするけど?

GM:生きているよ? 半ば衰弱し、高熱にうなされた後のような脱水症状を起こしているが、明らかに君らと同族の少年少女たちが宙を漂っている。

新城:かしっ、って。流されないように。

香炉奈:「あわわわわ」って慌てて捕まえるよ。(GM明伽理新城[アンカー])

明伽理:私も「あわわわ」

新城:雷以斗くんの親戚や一美ちゃんを捕まえててください(笑)

GM:そうすると、雷以斗くんの親戚である光の玉は、自由になれたのを喜ぶかのように、明伽理の周りをくるくると。

明伽理:お姉ちゃん嬉しくてうずうずしちゃうね。

GM:そして雷以斗が同じような光球になって、くるくると回りながら

明伽理:二つに増えた

GM:そして……ひとつになる。

明伽理:がったい!(笑)

香炉奈:がったい!?(笑)

新城:こういう種族なんだーって、納得するしかない(笑)

明伽理:はぁぁー……「雷以斗、あなた一人?」

GM:「ぼくらはぼくらだよ?」って。

香炉奈:パワーアップした。喋った(笑)

明伽理:喋った(笑)

GM:うん、喋ることができるんだね。今まではほら、なんとなく気持ちよくないとか気持ちいいとか、そんな感じがつながってきたんだけど、はっきりと意識を持って「ぼくはやっとひとつの完全体になれたから」って。

明伽理:目が点。……え!?

雷以斗(GM):「半身をやっと取り戻せたから」

明伽理・香炉奈:え!?

明伽理:お姉ちゃんそっちのほうが驚いちゃってびっくり。

新城:(それも雷以斗くんだったんだ……)とか思う。

雷以斗(GM):「僕らは全にして個、個にして全だからね」って。

明伽理:お姉ちゃんはなんだかわからないけれど。じゃなに、光球はあれですか、太極図のようなやつがくるくる回ってるわけですね

GM:うん、だから、お姉ちゃんの利き腕にしか篭手があらわれていなかったのだが、両手が篭手になりまーす

明伽理:はぁ! パワーアップー!

香炉奈:あ、そうだ。杜前は?

明伽理:忘れてた……。

GM:漂っているよ。緩やかな螺旋をえがきながら、《ホワイトカオス》に向けて吸い込まれようとしているよ。

香炉奈:じゃ、じゃあねえ。かなり前にアポートで出したデタラメロープで、絡め取ったってことでいいですか?(笑) とりあえずはしっ、と服の端っこをつかんで引き摺りおろすよ。

GM:気絶しています。そうすると、杜前の肩に、白い白鳥のような生き物が止まってるんだよ。悲しそうな目をしてね。それでも彼とは離れられない。

明伽理:アスタロテ?

香炉奈:そうなの?

新城:《盟友》は召喚者が《絆》を切ったら《ホワイトカオス》に戻ってしまうんだよ。

香炉奈:あ……そうか。

GM:そして、明伽理のほうをちらりと見るわけだ。そしてぺこり、と頭をさげる。

明伽理:え!?

新城:「ありがとう」ってね。

GM:でも、その白鳥は杜前のなかにすい、っと潜り込みます。

香炉奈:はぁ……連れて行けないんだぁ。

明伽理:お姉ちゃんは(あなたはそれでいいの〜?)見たいな感じで思ってるね。

香炉奈:(一緒に来ない?)って目で見るけど……。

GM:首を横に振ってすっ、て消えちゃうの。

明伽理:「新城さん、どうにもならないんですかぁ!?」

新城:「手を放したら、あの方は《ホワイトカオス》に吸い込まれてしまいます」

明伽理:「誰か代わりにとかっていうのは無理なんですね……?」

新城:「あの方が選んだことですから」

香炉奈:「あんなこき使い方したらかわいそうだよ」

新城:「しかし、こればかりは……杜前さんの心変わりに期待するしかないでしょう」

GM:しばらくすると、杜前は気づくよ。

香炉奈:とりあえず縛っとくか〜。

明伽理:うーん、暴れられるといやだしねえ。

GM:じゃあ、《タイラント》が作った《異界》が崩壊して、こっちに戻ってくるよ。
 他の生き物たちは自分の世界の《絆》ある場所へと戻っていくから。

明伽理:お姉ちゃん、杜前さんに「あーら、お目覚め?」って、嫌みを言いたくなっちゃうんですけど。

杜前(GM):そうすると目を覚まし、ちらりと眼球の動きだけで明伽理を見てから、香炉奈を見るよ。「君が私をこの世界に連れてきたと聞いた。なぜだ」

明伽理:アスちゃん喋っちゃったのね。

GM:うん。

香炉奈:「う〜ん。……考えなかったなぁ、それは」

杜前(GM):「なぜだ?」

香炉奈:「う〜ん……なんでだろね?」

杜前(GM):「……後悔するぞ?」

香炉奈:それには首を振って、言うよ。「後悔はしてない。だって、この世界を好きなのは、あなたも同じでしょ?」(GM[アンカー]3点。明伽理香炉奈同意)

新城:香炉奈さんに《ベクトルカード》をやろう。

杜前(GM):「……そうだな。名前は?」

香炉奈:「香炉奈。須和 香炉奈」

杜前(GM):「覚えておこう。で、私はこのまま、《Anchors & Ships》に引っ立てられるのかな?」って言うよ。冷たい目でね。

新城:「《Anchors & Ships》は人を裁く組織ではありません。あなた方がおかしなことをするなら、“そのたびに”止めるだけです。『この世界』を護るために」

杜前(GM):「利口だな。私は引き上げたいのだが、拘束をはずしてはくれないかね?」

明伽理:「はずしていいんですかー?」

新城:「彼を自由にすると、色々な危惧はありますが……。彼や《Storm Crusade》の人たちも『この世界』の住人であることには変わりありません。そして、『この世界』の人々に《ホワイトカオス》の脅威を伝え、護り抜くことが《Anchors & Ships》の理念なのです」

明伽理:「じゃあ、何度悪事を犯しても、その度に戦うってこと?」

新城:「彼の命を絶ったとします。それは、『この世界』を大切にする人を減らすということなのです。そして『世界』を大切に思い、必要とするものが減れば、それだけ世界ごと《ホワイトカオス》に引き込まれやすくなるのです」

明伽理:「でも、一美ちゃんだって、きっと世界を大切にしているよ。その彼女を、見捨てようとしたんだけど。杜前さんは」

新城:「私は甘いのかもしれません。ですが、今度、杜前さんが見過ごせない悪事を行ったとすれば、その時は容赦しません。そのことを彼はわかっているでしょう」

GM:杜前は聞かなかったように立ち上がって、去っていくよ。

明伽理:息を吐きながら「次に会うときは、敵じゃないといいですけどねぇ」

新城:明伽理さんに[アンカー]〜!(GM香炉奈同意)

杜前(GM):杜前は何も答えないで、退場したよ。そして、白い鳥はもう一度、明伽理と香炉奈に振り返って、最後に新城を見て、ぺこりと頭をさげる。

香炉奈:うあ〜、アスタロテかわいそう〜。

明伽理:うわぁ〜。切ない〜切ない〜。

新城:じゃ、新城はそれをわずかに会釈して返して、(僕は甘かったんだろうか……)って考えるよ。(GM3点[アンカー]、明伽理香炉奈同意)

明伽理:うぉ〜。きたぁ……。

GM:ちなみに、一美ちゃんは《ホワイトアウト》状態の『この世界』に帰ってきた瞬間に、白く凍り付くよ。一般人なので。

香炉奈:たしか、一美ちゃんは開いた窓から、人形に拉致されたんだよね。じゃあ気絶した彼女を抱きかかえて、《ジャンピングジャック》で部屋まで送り届けるよ。で、ベッドに転がしておく(笑)

GM:それなら「夢に違いない、白昼夢なんだ」とか思うかもしれないね。

香炉奈:それで湯殿に戻って、もっかい服を脱いで、服を《アポート》で返して、「よいしょ」って入って……。「うーんしょ、うーんしょ」って(笑)

明伽理:一生懸命、お水のなかに時間を流し込みながらかき分けるわけ。

GM:で、新城と明伽理は、家路につくわけだ。

新城:とことこ帰りながら。

明伽理:「疲れた……」

新城:「今回は、ずいぶん迷惑をかけましたね」

明伽理:こっちはもう、ちらり、と見ながら「いろいろあるんですねぇ〜《Anchors & Ships》も、この世界も」

新城:「そうですね。明伽理さんと香炉奈さんがいなかったら、今回は事件を解決できませんでした。申し訳ありません」神妙な、少し陰のある表情をしよう。(GM明伽理香炉奈[アンカー])

明伽理:そういう顔をされるのも珍しいので、ちょっとこう、ふふん、と(珍しいところをみた)という顔をしながら「新城さんもお疲れさまでした」(GM新城香炉奈[アンカー])

新城:「いえ」

明伽理:って言って「今度会うときは“学者さん”とは呼びませんから〜」(GM新城香炉奈[アンカー])

新城:「……はい(苦笑)」(ほんとにあの人は困ったものです)って思って。(GM明伽理香炉奈[アンカー])

■Act.16.「終幕」

GM:そして場面が切り替わる。新城さんは《Anchors & Ships》本部の客船・ペルセフォーネ号に乗って、香澄ちゃんに報告する必要があるね。で、香澄が、報告を聞いた後で複雑な顔をして。「そう、間に合ってよかったわ」

新城:「杜前さんにも、考えるところがあったようです」やり取りはみんな話してるよ。

香澄(GM):「『世界を守る』あり方。《Storm Crusade》は純粋だわ。でも、ささやかに生きている人たちが大切にしているもの。それを置き忘れている」

新城:「彼らにとって、失われた大切なものを取り戻す方法が、あの白き混沌の中にはあるんじゃないか。落ちてしまった同朋を救い出す術も、あるんじゃないか……。そんなことを、きっと思っているんでしょうね。《Storm Crusade》の人が、あれだけ知識を求める気持ちが、僕にはわからなくはないんです。自分が無力でなければ、護れたかもしれない。自分がより無力なら、護れなかったかもしれない。そう思う時があります。今回も」

香澄(GM):「私にそれを言うの? あなたはベストを尽くしたわ」

新城:……「すみません」
(誰よりも、そのことに苦しんでいるのは彼女なんだ)、と気付いたように、詫びよう。

香澄(GM):「今回はお疲れさま。新城くん」
 ということで、話が終わった後で香澄は言うんだよ。アスファルトを見ながら。
「明伽理さんはどう思ったのかしら……? 同じ《盟友》使いとして」

明伽理:明伽理姉ちゃんに持ってこられるとは思いませんでしたぁ〜。

香澄(GM):「《盟友》使いというのは、ある意味最も罪深い《イモータル》なのかもしれないわね」と呟く。意識のあるものを、従えて使っているのが《盟友》使いだから。

新城:「そうかもしれません。ただ、そのことで幸せを得た《盟友》もいるように思います。明伽理さんたちのように」と言って、シーンを閉めよう。

GM:で、最後に日常に戻った香炉奈ちゃん。

新城:そういや、パジャマパーティ終わってないね。

一美(GM):うん、パジャマパーティの時にですね。みんな君たちは風呂から上がってですね、お気にのパジャマを着てですね、あーだこーだやってると、怪訝な顔をした一美ちゃんが下りて来て、「あ、みんな。あ、香炉奈ちゃん。お風呂どうだった?」(笑)

香炉奈:「いやー、いいお湯だった。どうもありがとねー」ほくほく。

GM:って言ってこう、トランプやって、UNOやって、ええ。ジェンガやって。

香炉奈:でも時々一美ちゃんが、何か言いたげに、こっちの方をちらっちらっと見るわけだね(笑)

一美(GM):そうそう、ちらっちらっと。で、こう最後におやすみなさい、ってときに、「ちょっといいかな?」って(笑)

香炉奈:「ん? なーに?」

一美(GM):香炉奈ちゃんを一美ちゃんは、自分の部屋に連れてきてくれるんだけど。
「今日楽しんでくれた?」

香炉奈:「うん、すーごく楽しかったよ〜」

一美(GM):「変な夢見なかった?」

香炉奈:「ん? 夢? いや、私は見てないけど?」

一美(GM):「そう……」

香炉奈:私は見てない。夢じゃないからね(笑)

一美(GM):「変な夢、見たんだよね」

香炉奈:「うん、どんなの?」

一美(GM):「怖い目玉のおばけがいっぱい出てきて、香炉奈ちゃんにひどいことするの」

香炉奈:「……でも、ほら、夢なんでしょ? 私ほら、こんなにピンピンしてるし」
……ズキン!(笑)(GM明伽理新城[アンカー])

明伽理:まだ寝てないしね〜。

香炉奈:ぐふっぐふっ(笑) さ、さむずあっぷ! びしーん!「ほらね!?」(笑)

一美(GM):「そっかー。香炉奈ちゃんがそういうなら夢なんだね。あたしが見た」

香炉奈:「うん、そうだよ」

一美(GM):「それだけ」

香炉奈:「うん、おやすみ」

一美(GM):「おやすみなさい」って言って。

明伽理:なんて礼儀正しい子なんだろう……。

一美(GM):「明日はちゃんと8時に起きてね」

香炉奈:「うん……」そか、そこから学校いかなきゃいけないのか!(笑)

一美(GM):いや、明日は日曜日です。「朝ごはんの時間があるからね」って。

香炉奈:ああ、メイドさんが起こしに来るんだ……。夢のようだー。

GM:というわけで、このセッション終了させていただきたいと思います。

一同:お疲れさまでしたー。


よろしければリプレイの感想をお願いします。チェックだけでも構いません。
とても面白かった 面白かった 普通 あまり面白くなかった つまらなかった

他に何かあれば一言どうぞ!:


return